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カンボジア観光ガイド/必ず見るべきおすすめ観光スポットをご紹介

アンコールトム
アンコールワット 朝にきれいに咲く睡蓮の花

アンコールワット 朝にきれいに咲く睡蓮の花

カンボジアと言われて真っ先に思い浮かぶものは何ですか。恐らくほとんどの人がアンコールワットを挙げるでしょう。次いで同じくクメール王朝の傑作アンコールトムが有名です。
では「遺跡」以外と言われるとどうでしょうか。実は私自身カンボジアに行ってみるまで「遺跡しかないところ」だと決めつけていました。

どうしても遺跡がピックアップされがちなカンボジアですが、実はビーチや湖など様々な名所が存在します。今回は私が実際に訪れてみて素晴らしかったスポットについてご紹介していければと思います。

カンボジアってどんな国?

F170408

F170408

カンボジアの基本情報
面積 18.1万平方キロメートル(日本の約半分)
人口 1,530万人
首都 プノンペン
民族 人口の9割がカンボジア人(クメール人)
言語 カンボジア語(クメール語)
宗教 仏教(一部宗教はイスラム教)
治安 スリ、強盗、ひったくりなど旅行客を狙った軽犯罪が多く、特に夜出掛ける際は注意が必要。
貴重品などはセーフティボックスに預けるなどして、あまり持ち歩かないようにしましょう。
備考 時差は日本より2時間遅れ。

東南アジアに位置しタイやベトナム、ラオスと国境を接する国カンボジアは、アンコール王朝(クメール王朝)時代長きに渡り栄えていた国です。その栄華を伝える遺跡としてシェムリアップにあるアンコール遺跡群はあまりに有名ですよね。9~15世紀という長い期間、アンコール王朝がここカンボジアを中心に花開いた理由の一つとして豊富な水源が挙げられるでしょう。メコンやトンレサップ、バサックなど大きな川がまるで根を張るように流れるカンボジア。その恵みの水は豊かな自然だけでなく素晴らしい文明をも生み出しました。

数々の内戦や圧政の時代を経たカンボジアですが一体どんな国なのでしょうか。日本からさほど離れていないものの、なんとなく「遺跡」のイメージばかりで馴染みの無い国と思われているかもしれません。しかしカンボジアは意外なところで日本と関わりがある国だったりします。

ベンメリア周辺の田園/収穫体験

ベンメリア周辺の田園/収穫体験

実は「かぼちゃ」の語源ともなったカンボジア。小さい頃世界地図を眺めながら「なんか名前似てるな~」と思ったものですが、まさか本当に関係があったとは。室町時代、ポルトガル人によって日本に伝えられた「かぼちゃ」。カンボジア産のウリという意味で当時は「かぼちゃ瓜」と呼ばれていたようですが、今では「瓜」がとれて「かぼちゃ」と呼ばれるようになりました。とは言えカンボジアでそれほどかぼちゃが収穫されるのかと言うとそうでもなく、且つ原産国というわけでもありません。たまたまポルトガル人が持ち込んだのがカンボジア産のものだったために今のような名前になったのです。

カンボジアの気候

日差しが強いので帽子は必須!!

日差しが強いので帽子は必須!!

カンボジアは他の東南アジアと同様、高温多湿の熱帯モンスーン気候に属します。日本と違い四季は無く、雨季(5月下旬~10月下旬)と乾季(11月上旬~5月下旬)に分かれているので、旅行を考えているなら是非乾季を狙って行ってみるといいでしょう。都市によって大きな気温差は無いので都市周遊でも同じ厚さの服で問題ありません。
ただ乾季が観光向きと言っても3月4月の平均気温は35度を超えます。特にアンコール遺跡群を巡るツアーなら屋根の無い場所をひたすら歩きまわる観光になるので、帽子や日焼け止めは必須。ベストシーズンだけに混むことが予想されますが、11月~1月が雨も少なく過ごしやすいので人気となっています。

日焼け防止に長袖を着るのも◎

日焼け防止に長袖を着るのも◎

また暑いからといって半袖のみで行くのはお勧めできません。これは東南アジアあるあるなのですが、外気が暑いせいか室内や車内の温度をやたらと下げる傾向があります。上に軽く羽織れる長袖が無いと「寒い」と感じてしまうほどなので、どんなに暑い日でも上着は持ち歩くようにしましょう。

カンボジアの民族・宗教・言語

アンコールワットで出会った現地の人

アンコールワットで出会った現地の人

ポル・ポト政権の時代に人口が激減したものの、それ以降ずっと増加傾向にあるカンボジア。2019年の時点で人口はおよそ1650万人。そのうち90%以上を先住民族であるクメール人が占め、残りの数パーセントをチャム人やベトナム人、華人、少数民族が構成しています。国民の9割を占めるクメール人のほとんどが仏教徒(上座部仏教徒)であるため、カンボジアの主な宗教は仏教となっています。次いで多いのがチャム人の信仰するイスラム教ですが、カンボジアでは宗教の自由が認められているので、これらの宗教間で目立った対立などは見られません。

伝統的なアプサラダンス

伝統的なアプサラダンス

そしてカンボジアで主に話されている言語がクメール語です。勿論旅行関連の施設では英語も通じるので安心。またフランス統治の時代も経ている事から一部の場所ではフランス語も通じるのだとか。英語が喋れないから旅行が不安という方もいるかもしれませんが、ことカンボジアに関しては向こうも大して上手いわけではないので、恐れずに話してみてはいかがでしょうか。

タプローム遺跡。血管のように根を張る木

タプローム遺跡。血管のように根を張る木

現在のカンボジアの礎を築いたクメール王朝。9~15世紀にかけて繁栄し、アンコールワットなど多くの重要な建築物を造り上げました。特にクメール王朝の最盛期である12世紀にはカンボジアだけにとどまらず、周辺のタイやラオス、ベトナムにまでその手を広げ、東南アジア一帯を支配していたと言うから驚きです。アンコールワットやアンコールトムが有名なためあまり知られていませんが、クメール王朝時代の遺跡はなんと数百にも及び、いかに大きな国であったのかがうかがえます。

アンコールトム

アンコールトム

これだけ大きな国がどうして滅んでしまったのか。理由は定かではありませんが、度重なるタイのアユタヤ朝からの侵攻で疲弊し、徐々に力を失っていったという説が有力なようです。その後16世紀欧米人によって発見されるまで密林の中で眠っていたアンコールワット。衰退こそしたものの、そこで生まれたクメールの文化は私たちを惹きつけてやみません。クメール王朝に関しては未だ分かっていないことも多く、これからの調査で重大な発見があることも考えられます。そう思うとなんだかワクワクしてしまいますね。

カンボジアへの行き方

水面に映る逆アンコールワットも素敵

水面に映る逆アンコールワットも素敵

カンボジアのゲートウェイは首都プノンペンとアンコールワットのあるシェムリアップ。直行便は全日空が成田よりプノンペンまで就航していますが、それ以外は乗り換え便となります。一番便利なのはベトナム航空で、成田や羽田、関空、中部、福岡よりベトナム乗り換えでプノンペンやシェムリアップに便があります。

ベトナムの乗り換えはハノイまたはホーチミンです。行きはシェムリアップ、帰りはプノンペンから、というように組み合わせができるのが魅力です。またベトナムに途中降機し、何泊か滞在できるのも楽しみです。そのほかキャセイパシフィック航空が香港乗り継ぎで成田、羽田、関空などからカンボジア2都市へのフライトを運航しています。

プリア・ヴィヘアで出会った子供たち

プリア・ヴィヘアで出会った子供たち

他にもマレーシア航空がクアラルンプール乗り換えで、シンガポール航空がシンガポール乗り換えで、それぞれプノンペンとシェムリアップに便があります。全日空はシェムリアップ行きの場合、バンコク乗り換え便があります。日本からバンコク間は全日空便ですが、以遠はバンコクエアーウェイズなどの他社便利用となります。いずれにしろ利便性でいうと、プノンペン直行便の全日空か、ベトナム乗り換えのベトナム航空がベストの選択です。ただ、帰りにどこか違うアジアの町に立ち寄りたい、特定の航空会社のマイルを貯めたいなどの目的がある場合は、他の航空会社の選択も考えられます。

カンボジアのツアー

巨大なアンコールワット第三回廊

巨大なアンコールワット第三回廊

「カンボジア旅行=アンコールワット」
こんな公式が成り立ってしまうほど、カンボジアツアーはアンコール遺跡一色です。東南アジアのツアーの場合、首都や中心都市での4日間や5日間の滞在コースが主流ですが、ことカンボジアだけはそういうツアー、つまりプノンペン滞在のようなコースはほとんど目にしません。逆に5日間でシェムリアップに滞在し、アンコール遺跡だけを観光するというのがメインになっています。
アンコール遺跡の特徴はなんと言ってもその規模の大きさです。隣国タイのアユタヤ遺跡やベトナムのミーソン遺跡なら半日もあれば見られますが、アンコール遺跡はそんなレベルではありません。そもそもアンコールワットで半日、アンコールトムで半日。タ・プロームや東メボン、プレ・ループなどの遺跡群で半日。バンテアイ・スレイで半日。最低でも丸2日の観光時間が必要な大遺跡群なのです。
しかもそれだけではありません。本当におもしろいのは上記の遺跡ではなく、ベンメリアやバンテアイ・チュマールなどの秘境の遺跡群とも言われており、アンコール遺跡の奥深さには驚いてしまいます。

欧米人が経営するインフォメーション(ロン島)

欧米人が経営するインフォメーション(ロン島)

おすすめはアンコール遺跡だけを巡る6日間のツアー。この日程であれば秘境の遺跡にも足を運ぶことが出来るので、ベンメリアなどの隠れた名所にも滞在してみたいところです。またトンレサップ湖のクルーズやシェムリアップのマーケット巡りも楽しいです。

もし日程に余裕があるならば、あと1日プラスして首都プノンペンを入れるのも良いでしょう。プノンペンはアンコール遺跡の影に隠れて目立たない存在ですが、王宮、シルバーパゴダなど見どころの多い町です。また、トゥール・スレン虐殺博物館やキリング・フィールドなどの負の遺産も絶対に行くべき場所です。ここを訪問せずにカンボジアを語ることはできません。

カンボジアツアーはフライトの関係でベトナム経由が多いです。そのためカンボジアと他国との組み合わせならベトナムがベストです。シェムリアップで3泊し、アンコール遺跡を観光した後、ハノイやホーチミンで2泊か3泊滞在というプランも王道コースの1つです。またアンコール遺跡を観光した後、ベトナムのリゾート、ニャチャンやダナンへ行き、リゾートライフを満喫するプランも根強い人気があります。

リゾートというとカンボジアのリゾート・シハヌークビル(シアヌークビル)に行くのもいいアイディアです。アンコール遺跡群を観光し、プノンペンにも滞在。その後シハヌークビルへ行く日程で8日間ほどになるかと思いますが、カンボジア周遊コースとして最適です。

ポル・ポト政権と大虐殺

犠牲者の遺骨

犠牲者の遺骨

今でこそ世界中から多くの観光客が訪れるカンボジアですが、ほんの40年ほど前まで政府による国民の大量虐殺が行われていたことはご存知でしょうか。ポル・ポト政権下で行われたその事件は大量の死者を生み、その数は4年に満たない間に人口の3分の1を占める約300万人に及んだと言います。

では何故このような凄惨なことが実行されていたのか。すべて話すと長くなってしまうのでここでは簡単に説明していきたいと思います。
1955年に南北に分裂したベトナムが戦争を起こしたことは知る人も多いでしょう。そしてカンボジアはベトナムと国境を接する国。当時の政権を握っていたシアヌーク殿下はどうにか戦争の火種が自国へ飛び火しないようにと、ある画策を練ります。

それは「カンボジア国内での北ベトナム軍(中国派)の活動を認める代わりに、カンボジアには手を出すな」というものでした。当然敵対するアメリカがそれを良しとするわけもなく、アメリカは自国にとって都合のいい人間をカンボジアのトップにしようと働きかけます。結果、親米派のロン・ノル政権が誕生しカンボジア国内ではクーデターが勃発。このカンボジア内戦で約50万人もの人が亡くなったとも言われています。

地雷注意の看板

地雷注意の看板

しかし悲劇は続きます。ロン・ノル政権崩壊後に発足した政権こそが本題のポル・ポト政権です。その政策は簡単に言うと「原始共産制」というもの。「原始時代にはみんな平等な生活をしていたはず。食べ物はみんなで作ってみんなで分けよう」「階級なんてやめよう」という考え方です。具体的な内容としては、国民全員を農民として働かせるというなんともふざけた政策でしたが、当時ポル・ポトに逆らう人間などいませんでした。

結果、ポル・ポトは農民として働くことが出来ない人や政策にケチをつける知識人などを次々に殺していくことになります。彼のこうした政策はカンボジアの文明にとって大きな痛手になったことは言うまでもないでしょう。しかしそんな暗い過去を乗り越え、カンボジアは現在大きな進化を遂げている国の一つなのです。

カンボジアの食事

シェムリアップでオシャレなランチ♪

シェムリアップでオシャレなランチ♪

タイと近いためなんとなくカンボジア料理(クメール料理)も辛そうなイメージがあるかもしれません。しかし実のところカンボジア料理はタイ料理ほど香辛料を使っていないため、辛いものが苦手な人や子供でも比較的食べやすいのが特徴です。

かく言う私も辛いものが嫌い。給食で出されるカレーすらアウトというほど舌が辛いものを受け付けないのですが、そんな私でもカンボジアで食事に困ることはありませんでした。というのもカンボジア料理の特徴の一つとして、パームシュガーやココナッツミルク、パパイヤやマンゴーなど、甘味のある食材を料理のアクセントとして加えるという特色があります。アモックと呼ばれるカンボジアを代表する料理もココナッツミルクで白身魚を煮込んだ料理。字面だけ見ると美味しくなさそうですが、独特の風味とココナッツミルクの優しい甘さが癖になる味わいです。

マンゴーかき氷

マンゴーかき氷

加えて、ベトナム料理ほど香草を使わないため日本人好みの味わいと言えるでしょう。
またフルーツの質が高いカンボジアではスイーツも味わっておきたいところ。カンボジア土産の定番・アンコールクッキーショップ(シェムリアップ)に隣接されたカフェ・クメール・タイム(店名変更前:カフェ・プカプカ)では、現地で採れたマンゴーを使用したスイーツが楽しめます。私はここでマンゴープリンを注文したのですが、これがもう絶品!甘さと爽やかな酸味を兼ね備えたマンゴーはマンゴープリンにぴったり。カンボジアのスイーツ…侮れません。
日本ではまだまだメジャーではありませんが、これから注目されること間違いなしのカンボジア料理。現地に訪れる機会があるなら是非カンボジアグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。

カフェ・クメール・タイム(カフェ・プカプカ)
エリア シェムリアップ
住所 アンコールクッキーショップの隣り。
front of Sofitel Hotel, Siem Reap, Kingdom of Cambodia
電話番号 -855(0)17 976 660
営業時間 9:30-19:00
定休日 無休
予算 3USドル~
備考 日本人経営のカフェで、スタッフさんも日本語を喋れる方が多いので安心。
現金は米ドル、日本円、カンボジアリエルが使用可。
店内にはWi-Fiや電源も。

アンコールワット

アンコールワット

アンコールワット

カンボジア最大の見どころと言えばやはりアンコールワットでしょう。国旗にも描かれるその遺跡は、9世紀アンコール朝時代に建てられたヒンドゥー教寺院。建設に30年以上の歳月を要したというそれは、世界最大の石造寺院でもあります。時を経て仏教寺院へと姿を変えたため、アンコールワットはヒンドゥー教と仏教両方の特徴が見られる遺跡としても知られていますよね。これだけの規模でありながら、壁に残るレリーフの細かさやその建築美…思わず目を奪われます。
少々階段がキツイですがアンコールワットに訪れるなら第三回廊からの眺めがオススメです。当時王しか見ることが叶わなかった参道の景色は圧巻。しかしながらアンコールワットの中でも特に神聖な場所とされているだけあって、年々入場制限が厳しくなっています。人数を限定したり、露出の多い服を着ている人や11歳以下の子供はNGなどルールが厳しいので、出発前にチェックしておくことをお勧めします。

アンコールワットの日の出

アンコールワットの日の出

またアンコールワットを味わい尽くすなら、日の出の時間帯も欠かせません。スマホのライトを頼りにしないと何も見えないような暗闇の中、アンコールワットの向こうから昇って来る朝日を待ちます。空が白みオレンジ色に変わる頃、何も無かったはずの場所からアンコールワットのシルエットがくっきりと浮かび上がる光景はなんとも言えない感動があります。昼間青空の元神々しく佇むアンコールワットも素敵ですが、早朝の限られた時間にだけ見せるその姿はまた違った良さがあるのです。

アンコールワット
エリア シェムリアップ
営業時間 5:00~17:30
入場料 アンコール遺跡共通入場券が必要。
このチケットですべてのアンコール遺跡を巡ることが出来ます。
1日券37USドル
3日券62USドル
7日券72USドル
見学所要時間 2時間
輻輳 過度に露出している服はNG。
遺跡内を歩き回ったり急な階段を上ったりするので、スニーカーなど歩きやすい靴で。
備考 ベストタイムは午後。正面が西向きなので午前中は逆光になってしまいます。
ただ、午前中のほうが観光客は少なく、まわりやすいでしょう。

アンコールトム

アンコールトム遺跡

アンコールトム遺跡

アンコールワット建設から約半世紀後に建てられた王都アンコールトム。左右対称のこの仏教寺院はアンコールワット同様世界遺産に指定されていて、多くの観光客が訪れます。
1辺3kmもある巨大なこの遺跡の特徴はなんと言っても「顔」でしょう。中心寺院であるバイヨン寺院は見渡す限り巨大な顔で溢れていて、とてもユニーク!そのどれもが「クメールの微笑み」と呼ばれる優しげな表情を携えます。夜に来たら怖そうですが、その笑顔の効果もあってか昼間は見守られているような感覚。100面以上あるご尊顔はド迫力で、他に類を見ないその光景に驚かされます。

アンコールトム美しく残るレリーフ

アンコールトム美しく残るレリーフ

諸説あるそうですが、その「顔」はこの遺跡を建てたジャヤヴァルマン7世自身の顔がモチーフになっているのだとか。女優であり漫才師の京唄子さんにそっくりのご尊顔もあって、日本人観光客の間でひそかに撮影ポイントとなっています。
残念ながら2020年1月よりバイヨン寺院は無期限の修復工事に入ってしまった為、2021年3月現在立ち入りが禁止されています。アンコールトムの目玉である「クメールの微笑み」を見ることが出来ないので、訪問予定の方は注意が必要です。

アンコールトム
エリア シェムリアップ
営業時間 7:30~17:30
入場料 アンコール遺跡共通入場券
見学所要時間 2時間以上
備考 2020年1月よりバイヨン寺院は無期限の修復工事中です。

バンテアスレイ(バンテアイ・スレイ)

バンテアスレイ遺跡

バンテアスレイ遺跡

「女の砦」を意味する世界遺産「バンテアスレイ」。アンコールワットから北東へ40キロと少し離れているために他の遺跡よりも発見が遅れた、赤い砂岩によって建造されたヒンドゥー教の寺院です。アンコールワットやアンコールトムと比べると規模は小さいものの、レリーフの緻密さや造形は群を抜いて美しく、その洗練されたデザインが訪れる人の目を惹きます。

東洋のモナリザ

東洋のモナリザ

太陽の光をたっぷり受ける午前中に訪れれば、赤い砂岩の壁が真っ赤に見えて荘厳。精巧で美しく彫られた女神「デバター」は「東洋のモナリザ」とも称され、その柔らかな線と表情がなんとも優美です。そんなレリーフを見つめていると自然と自分の頬も緩んでしまいそう。そんな魅力を秘めた「東洋のモナリザ」に会いに行きませんか。
他のアンコール遺跡群と離れているため半日ほど時間を費やしてしまいますが、遺跡に興味のある人なら見る価値ありです!

バンテアスレイ
エリア シェムリアップの郊外
アクセス シェムリアップ市内から車で約1時間
営業時間 6:00~17:00
定休日 なし
入場料 アンコール遺跡共通入場券
見学所要時間 1時間ほど

ベンメリア

神秘的にすら感じるベンメリア

神秘的にすら感じるベンメリア

どうしてもアンコールワットやアンコールトムがピックアップされがちですが、私が本当にオススメしたい遺跡は実は他にあります。それこそが『天空の城ラピュタ』の舞台になったとも言われるベンメリア遺跡。
一体どれほど凄い遺跡なのかというと、「別にそうでもない」という言葉が当てはまります。なにしろ修繕もされないまま放置されているこの遺跡はシェムリアップにある遺跡群の中でも特に損壊が激しく、元の面影を全くと言っていいほど感じられないのです。では何がそんなに良いのかというと「ほかの遺跡とは違う雰囲気」としか言いようがありません。森の中でひっそりと眠るように佇む遺跡と長い年月をかけそれらを侵食するように自由に生い茂っている草木。木々の隙間から注がれる木漏れ日も相まって、その光景は神々しく感じずにはいられません。

崩れた遺跡に根が絡みつく

崩れた遺跡に根が絡みつく

勿論見応えという点ではアンコールワットやアンコールトムには及ばないかもしれません。しかしベンメリア遺跡を見ていると、文明はこうやって崩れていくのかという一端が垣間見えるよう。観光客も多くなく比較的マイペースにまわれるのもベンメリア遺跡の良いところです。きっと一度見たら忘れられない光景に出会えるはずです。

ベンメリア遺跡
エリア シェムリアップの郊外
アクセス シェムリアップ市内から車で約1.5時間
営業時間 7:00~17:30
定休日 なし
入場料 アンコール遺跡共通入場券
見学所要時間 1時間ほど

トンレサップ湖

建物が湖に浮かんでいるように見える

建物が湖に浮かんでいるように見える

東南アジア最大の規模を誇るトンレサップ湖。乾季でも琵琶湖の3倍、雨季にはなんと10倍の大きさにもなるその湖は「カンボジアの心臓」とも称され、人々の暮らしを支えています。湖には300種類以上の淡水魚が生息。ここで獲れた魚はアンコール王朝時代からカンボジア家庭の食卓に並んでいるのです。なんと水上生活者の数も100万人になるとされ、その規模の大きさに驚かされるばかりです。

ボートに乗っていざクルーズへ!

ボートに乗っていざクルーズへ!

アンコール遺跡群は必見ですが、他とひと味違った旅を楽しみたいならトンレサップ湖でのクルーズをツアーに加えてみるのも良いでしょう。最も水量の多い雨季に行くのがオススメで、8月~10月の間は特に楽しめます。乾季になると水嵩が減り露わになる高さ数メートルの基礎柱から水量の多さを窺えますが、雨季にはまるで建物が水の上に浮かんでいるような光景が広がります。
住居は勿論のこと、市場やガソリンスタンドまで水上にあるのが非常にユニーク!村の人々も素朴で優しいので人々とのふれあいもトンレサップ湖ツアーの醍醐味でしょう。

トンレサップ湖
エリア シェムリアップの郊外
アクセス シェムリアップ市内から車で20分ほど
営業時間 7:00~18:00
定休日 なし
入場料 大人 乗船15USドルほど
見学所要時間 2時間ほど

シェムリアップの町

ナイトマーケットの様子

ナイトマーケットの様子

アンコール遺跡群がある町としてお馴染みのシェムリアップ。近代的な首都プノンペンとは対照的にどこか田舎感が拭えない町ですが、一部では真新しいスーパーマーケットや洒落たカフェがあったりと徐々に便利になっています。
シェムリアップの町を観光するなら市民の足であるトゥクトゥクが便利。なんでもトゥクトゥクを10分も走らせれば市内のどこにでも行けるそうで、観光客からも重宝されている交通手段なのです。最近はアプリで呼べてしまう時代らしく、あらかじめ値段も出るのでぼったくられる心配もありません。町自体は寂れた建物も多くどこか素朴な雰囲気すら感じますが、こういうハイテクさには驚かされます。

カンダールビレッジのオシャレな雑貨屋さん

カンダールビレッジのオシャレな雑貨屋さん

またシェムリアップ市内は治安も良く、夜女性が一人で出かけても身の危険を感じることはないでしょう。私はシェムリアップへ一人旅をした前日、ホーチミンでスリに遭ったのですが、やはり町の雰囲気が全然違うと感じました。シェムリアップ観光はナイトマーケットへ行くのも醍醐味なので、是非夜に町へ繰り出してみてはいかがでしょうか。

プノンペン

即位殿(王宮)

即位殿(王宮)

カンボジアの首都プノンペン。メコン、トンレサップ、バサック…3つの川が交わる地にあるこの街は、目まぐるしく成長を続けている経済の中心地でもあります。街はフランス統治時代の面影を感じさせる建物が多く残り、その街並みは「東洋のパリ」と称されるほど。仏教寺院も各所に見られ、近代化が進む街並みと混在し人々の生活に寄り添っているのです。
40年前までポル・ポト政権下でゴーストタウンと化していたプノンペンですが今では街も活気を取り戻し、エネルギッシュな雰囲気すら感じます。

国立博物館

国立博物館

そんなプノンペンの見どころは、やはり悲劇が繰り返された処刑場キリング・フィールドやトゥール・スレン虐殺博物館。同じ地球上で行われた惨すぎる現実は、是非目を逸らさず受け止めてください。
また現在も王制度を取っているカンボジアには当然ながら王宮が存在します。式典の時以外は見学することも可能なので足を運んでみても面白いでしょう。ただ非常に神聖な場所であるため膝が見えるスカートやズボン、タンクトップ、帽子はNG。ルールとマナーを守った行動を心がけましょう。

王宮
エリア プノンペン
住所 Samdach Sothearos Blvd, Phnom Penh, Cambodia
営業時間 8:00~11:00、14:00~17:00
定休日 なし
入場料 10USドル
輻輳 膝が見える服装、タンクトップやノースリーブ、帽子着用、
大きいバッグの持ち込みはNG。

   

トゥール・スレン虐殺博物館とキリング・フィールド

キリングフィールド 慰霊塔

キリングフィールド 慰霊塔

1つ前の記事で述べたように、ポル・ポト政権下で凄惨な政策が行われていたカンボジア。罪の無い多くの国民が犠牲になり、その死者数は300万人にも及びます。
カンボジア国内には当時大量虐殺を行った処刑場、通称キリング・フィールドが300ヶ所以上も存在します。女も子供も関係なく殺されたこの政策。銃弾には限りがある為大人は斧やハンマーで殴り殺され、子供は木に頭を打ち付けられ虐殺されたのだといいます。当時は泣き叫ぶ人々の声を掻き消すため大音量で音楽が流れていたそうで、その音楽は音声ガイダンスで聴くことも可能。キリング・フィールドは特にプノンペンにあるものが有名で、負の遺産として現代に語り継がれています。

キリングフィールド
エリア プノンペン
住所 Roluos Village, Sangkat Cheung Aek, Phnom Penh, Cambodia
営業時間 7:30~17:30
定休日 なし
入場料 3USドル(日本語の音声ガイドは追加で3USドル、
英語ガイドも要チップで頼むことが可能。
トゥールスレン博物館 犠牲者の写真

トゥールスレン博物館 犠牲者の写真

またキリング・フィールドと同様に多くの国民が連れてこられたのが「トゥール・スレン強制収容所」でした。ここではポル・ポト政権に対して不満を言った者や反抗した者が拷問にかけられました。現在は博物館になっていて、当時実際に使われていた拷問具やこの施設で犠牲になった人たちの写真が飾られています。
胸の痛くなる話ではありますが、こうした事件も間違いなくカンボジアの歴史の一部。カンボジアを深く知る為には絶対に行かなくてはいけない場所です。
私は子供の頃このトゥール・スレン虐殺博物館に訪れたことがあるのですが、まだ2歳ということもあって始終おねんね状態だったのだそう。いつか必ず訪れてみたい場所の一つです。

トゥール・スレン虐殺博物館
エリア プノンペン
住所 St. 113, Beoung Keng Kang III, Chamkarmorn
営業時間 8:00~17:00
定休日 なし
入場料 大人 5USドル
10~18歳 3USドル9歳以下は無料

シハヌークビル(シアヌークビル)

船乗り場(ロン島)

船乗り場(ロン島)

カンボジア南部にあるシアヌークビル。ビルと言うからなんとなく建物を連想された方もいるかもしれませんが、実は美しいビーチが7kmに渡って続くビーチリゾートなのです。透明度の高いマリンブルーの海が美しく、ダイビングスポットも多くあることから欧米を中心に今注目を集めています。
近年大規模な開発が行われているものの、沖合には手つかずの自然が残るリゾートアイランドもあり、ゆったりとしたバカンスを過ごしたい人に最適です。

シアヌークビル

シアヌークビル

せっかくシアヌークビルに訪れるならスピードボートで1時間ほどの場所にあるロン島に訪れてみるのも良いでしょう。ここの魅力は何といっても透明度抜群の海と真っ白な砂浜。足の裏が砂を掴み、離すたびにキュッキュッと音が鳴る「鳴き砂」が広がるこの場所は、まだまだ知られていない隠れアイランドのひとつ。日帰りアイランドホッピングツアーで是非ともこの贅沢な時間を堪能しちゃいましょう!

シアヌークビル
エリア シアヌークビル
アクセス シェムリアップから飛行機で1時間、プノンペンから飛行機で35~50分ほど

プリア・ヴィヘア

第三塔門

第三塔門

タイとの国境にある山岳寺院「プリア・ヴィヘア」。2008年世界遺産に登録されたこの遺跡は、なんとアンコールワットよりも昔、9世紀末に建てられたヒンドゥー教寺院です。シェムリアップから車で4時間。途中舗装がされていな道路を走ったりなかなかハードな旅ですが、プリア・ヴィヘアへと続く山の麓に到着します。
プリア・ヴィヘアがあるのは標高625mのプノンドーンレック山の頂上。山頂から見下ろすカンボジアの大地が美しく、その景色を見るためだけに訪れてもいいと思えるほど。

第三塔門からの絶景

第三塔門からの絶景

ヒンドゥー教らしい細かなレリーフにはシヴァ神やヴィシュヌ神が彫られ、1000年前の技術の高さに驚かされます。一部崩れたままのところがあったり保存状態は決して良いとは言えませんが、それも味があって素晴らしい。
アンコールワットやアンコールトムだけでなく、カンボジアのもっと深い魅力を知りたい人におすすめの遺跡なのです。

プリア・ヴィヘア
エリア シェムリアップ郊外
アクセス シェムリアップから車で4~5時間
営業時間 7:30~17:30
定休日 なし
入場料 大人10USドル、麓でパスポートチェック有り
見学所要時間 2時間ほど

まとめ

いかがでしたか?ひと口にアンコール遺跡と言ってもその種類は様々で、中には日本ではまだ知られていないものの、非常に魅力のあるスポットがたくさんあります。またプノンペンのキリングフィールドやトゥール・スレン虐殺博物館はカンボジアの歴史を知る上で欠かせない場所。是非カンボジア旅行の計画を立てる際は参考にしてみてくださいね。

 

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