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オマーンってどんな国?首都マスカット、ニズワ 観光ガイド&ツアー

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古くからのアラブの文化や風習が色濃く残るオマーン。あの「船乗りシンドバッド」の舞台とも言われ、お隣のドバイを擁するアラブ首長国連邦(UAE)と比べるとまだ観光地としての馴染みはありませんが、実は治安がよく自然も豊かで、街は清潔、人々も穏やかで過ごしやすい国なのです。

人工的に発展したドバイとは対照的に歴史が深く、海・山・砂漠が揃う多彩な風景も魅力。ドバイから空路1時間ほどで行ける、手軽に秘境を体験するにはこれ以上ない国・オマーンを、旅行作家でチーフトラベルアドバイザーの井原三津子と、世界50ヶ国を旅した澤西弘幸が詳しく解説します!

ロイヤル・オペラハウス(マスカット)

ロイヤル・オペラハウス(マスカット)

オマーンで最も美しいオアシスの村(ミスファット・アル・アブリーン村)

オマーンで最も美しいオアシスの村(ミスファット・アル・アブリーン村)

アラビア半島の国・オマーン。古くからのアラブの文化や風習が残るオマーンはあの「船乗りシンドバッド」の舞台とも言われています。

お隣のドバイ擁するアラブ首長国連邦(UAE)と比べるとまだまだ観光地として馴染みのない国のオマーンですが、実は治安がよく自然に溢れ、清潔で物価が安く過ごしやすい国なのです。人工的に作られたドバイと比べて歴史深い国ですので、オマーンだけを1週間滞在しても飽きることはありませんが、ドバイから空路で1時間で行ける国ですので気軽に行くにもおすすめです。
手軽に秘境を体験するにはこれ以上ないオマーンについて詳しく解説します!

オマーン
国名 オマーン
首都 マスカット
人口 448万人
言語 アラビア語、英語
宗教 イスラム教(イバード派が主流)
時差 -5時間 オマーンが正午のとき日本は午後5時
通貨 オマーンリアル(OMR) 補助通貨:バイザ(BAIZA/S)
注意点 政府関係機関の建造物、軍施設などの写真撮影は禁止されています。

オマーンってどんな国?

スルタン・カブース・グランド・モスク

スルタン・カブース・グランド・モスク

アラビア半島の東端にありアラビア湾に面する国・オマーンは北西にアラブ首長国連邦(UAE)、西にサウジアラビア、南西にイエメンと隣接する国です。サウジアラビアやイエメンと国境を接しているので、治安的に不安と思われるかもしれませんが外務省が公表している危険度レベルは0。タイのバンコクやバリ島やセブ島などは危険度レベル1ですので危険度レベル0ということはオマーンは台湾や韓国、ヨーロッパ諸国並みに安全ということなのです。

美しいビーチが多いのもオマーンの特徴

美しいビーチが多いのもオマーンの特徴

人口は2020年時点で約448万人。2010年の調査によるとオマーンに住むオマーン人の割合は約7割。外国人の労働者は約3割となっています。お隣のアラブ首長国連邦(UAE)では外国人労働者の割合が約9割を占めることを考えますと、海外旅行に異国情緒やエキゾチックな雰囲気を求めるのであればUAEよりも伝統や風習が残っているオマーンへ旅するほうが適していると言えるでしょう。

オマーンの主な産業は原油生産で、GDPの半分程度を占めています。天然ガスも豊富で原油に次いで多く産出する資源の1つとなっています。
GDPに占める観光産業はまだまだわずかですが、オマーンにはダイビングに最適な美しいビーチや冒険心をくすぐる大自然に溢れた国ですので観光地としては非常にポテンシャルのある国と言えます。

オマーンのおすすめツアー

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オマーン観光の見どころ

果てしなく続く!ルブアルハリ砂漠

果てしなく続く!ルブアルハリ砂漠

オマーンの観光地は大きく北と南に分けることができます。

オマーン北部はハジャール山系の岩山とオマーン湾に面した緑溢れるエリアです。
一般的なツアーであれば首都マスカットを中心にオマーンの見どころを巡ることが多いでしょう。
マスカットから日帰りや1泊2日で足を伸ばせる場所としては、オマーンの古都といわれる城砦都市ニズワやオマーン東部の南北180キロメートル、東西80キロメートルに広がるワヒバ砂漠が挙げられます。ダイビングなどのマリンスポーツが盛んなのも北部です。

部屋からの眺めもすばらしいジュメイラ・マスカットベイ(マスカット)

部屋からの眺めもすばらしいジュメイラ・マスカットベイ(マスカット)

対してオマーン南部の観光のメインとなるのはドファール地方です。ドファール地方の中心都市であるサラーラはオマーン第2の都市。ドファール地方は香料の原料となる乳香の産地として知られ、紀元前2世紀頃にはすでに乳香貿易によりこの地は大いに栄えた歴史があります。そのため現在のオマーン国王の源流もここサラーラで、近年までの歴代スルタン(王)はサラーラに拠点を置いていました。さらにドファール地はアラビア砂漠の近くにあるもののインド洋熱帯域のため、竜血樹やボトルツリーなどここでしか見ることのできない貴重な自然が見られるのも魅力の1つです。

遺跡やビーチも楽しめるマスカット

マスカットを代表するリゾート・チェディ

マスカットを代表するリゾート・チェディ

オマーンの首都であるマスカットは大きく4つに分けることができます。
マトラ、ルイ、オールドマスカット、グレートマスカットです。

マトラはマスカットの「浅草」です。ローカルの雰囲気たっぷりのマトラスークや海辺に並んだ白い壁の住宅が印象的な地域で、大衆的なレストランや安宿も簡単に見つかります。マトラから望む、帆船の停泊するオマーン湾の光景はさながら「シンドバッド」の世界です。

ルイはマスカットの「丸の内」といっていいでしょう。銀行や通信会社などオマーンの大企業のオフィスビルが立ち並んでいます。ルイの観光スポットはほとんどありませんが、ビジネス客向けの清潔で機能的なホテルが充実しているのでマスカットに宿を取る場合はこちらのルイ地区のホテルを利用することも多いようです。

オマーン湾に面した美しいプールが自慢のチェディ

オマーン湾に面した美しいプールが自慢のチェディ

オールドマスカットはその名の通り最も歴史ある地区で、例えるなら「霞が関」です。迎賓館の王宮アラム・パレスや国立博物館などの政府の施設。そしてジャラリ・フォートやミラニ・フォートなどポルトガル統治時代に建てられた砦などが残っています。国を代表する機関が集まっているためか、街にはゴミ1つなく、格調高い建物が並んでいるのが印象的です。マスカット観光はオールドマスカットの訪問なしでは語れません。

最後のグレートマスカットはマスカット西部に位置する市外の高級エリア。各国の大使館の他に、インターコンチネンタルやクラウンプラザ、グランドハイアットなどマスカットを代表する高級ホテルが建ち並びます。中でも個人的に推したいホテルはチェディ・マスカット。GHMホテルグループが手がける白亜の豪華リゾートで自慢のプールは全長400m、中近東最長と言われています。日頃の疲れを癒すにはピッタリのリゾートです。

アラム・パレス
エリア マスカット
住所 JH8V+9V8, Muscat, オマーン
電話 +96825886865
営業時間 24時間営業
休業日 なし
オマーン国立博物館
エリア マスカット
住所 Al Saidiya St, Muscat, オマーン
電話 +96822081500
営業時間 土曜日~木曜日: 午前10時~午後5時 ※ゲストを受け入れる最後の時間は4:30 PM     
金曜日: 午後2時~午後6時 ※ゲストを受け入れる最後の時間は5:30 PM
休業日 なし
入場料 大人 5 オマーンリヤル
アクセス 首都マスカットから国立博物館までは、道路番号1のバスまたはタクシーでアクセスできます。
公式サイト https://www.nm.gov.om/
ジャラリ・フォート
エリア マスカット
住所 Al Saidiya St, Muscat, オマーン
公式サイト https://omantourism.gov.om/wps/portal/mot/tourism/oman/home/experiences/culture/forts/
ミラニ・フォート
エリア マスカット
住所 JH8V+W95, Muscat, オマーン
公式サイト https://omantourism.gov.om/wps/portal/mot/tourism/oman/home/experiences/culture/forts/
チェディ・マスカット
エリア マスカット
住所 133 18th November St, Muscat, オマーン
電話 +96824524400
メール 一般メール: chedimuscatghmhotels.com
予約メール: reservationchedimuscat.comreservation@chedimuscat.com
営業時間 チェックイン時間: 14:00
チェックアウト時間: 12:00
アクセス マスカット国際空港から車で15分
入場料 https://www.ghmhotels.com/en/muscat/

ジュメイラマスカットベイ

 ジュメイラマスカットベイ<マスカット>

ジュメイラマスカットベイ<マスカット>

新しいジュメイラ・マスカットベイは眺めのいい高級リゾートホテル

3年半ほど前にオープンしたマスカットの新しいホテル、ジュメイラ・マスカットベイ。市内から車で30分ほどに位置するビーチ沿いの高級リゾートです。老舗の高級ホテルのひとつアルブスタンパレスの少し南に位置します。

目の前の透明で美しい海にはユニークな形の岩山や島があって、マスカットならではの風景が楽しめるのがおすすめポイントです。プールサイドからの眺めもピカ一。センスのいいモダンなインテリアの部屋は明るく、爽快な気分でリゾートライフが過ごせます。

ジュメイラマスカットベイ<マスカット>

ジュメイラマスカットベイ<マスカット>

オマーンでナンバー1の人気を誇る香水のブランドAMOUAGE(アムアージュ)のスペシャルなアメニティがバスルームに置いてあるのも嬉しいところ。
またジュメイラというブランド力のためか、客層もいいのが特徴です。

ジュメイラマスカットベイ<マスカット>

ジュメイラマスカットベイ<マスカット>

ジュメイラマスカットベイ
住所 Saraya OM, Bandar Jissah 117 オマーン
公式サイト https://www.jumeirah.com/en/stay/oman/jumeirah-muscat-bay

マスカット市内のおすすめ観光地

スルタン・カブース・グランド・モスク【グレートマスカット】

スルタン・カブース・グランドモスク<マスカット>

スルタン・カブース・グランドモスク<マスカット>

このモスクは、スルタン・カブースの構想により1992年に建設が始まり、2001年に完成・公開されました。インド産の砂岩約30万トンを使用し、5本のミナレットと直径50メートルの巨大ドームを備えた壮麗な建築が特徴です。主礼拝堂には、約600人の職人が4年をかけて織り上げた約4,300平方メートルの手織りカーペットが敷かれ、大型シャンデリアとともに、このモスクを象徴する見どころとなっています。現在では宗教施設としてだけでなく、オマーンの伝統と現代性が融合した文化的ランドマークとして、多くの訪問者を魅了しています。観光客(非ムスリム)が内部を見学できるのは、基本的に土曜〜木曜の午前8:00〜11:00(※金曜を除く)と案内されています。

施設名 スルタン・カブース・グランド・モスク
住所 Sultan Qaboos St, Muscat, オマーン
公式サイト https://sultanqaboosgrandmosque.com/

ベイト・アル・ズバール博物館【オールドマスカット】

ベイト・アル・ズハール博物館<マスカット>

ベイト・アル・ズハール博物館<マスカット>

この博物館は、オマーンの伝統文化や生活様式を後世に伝えるために、1998年に設立された私設ミュージアムです。館内には、王家の短剣「ハンジャル(khanjar)」をはじめ、古式武器、伝統衣装、生活用具などが展示されており、これらの多くはズバール家による個人コレクションが寄贈されたものです。創設以来、オマーンで進む「伝統を守る」文化復興の流れの中で重要な役割を果たしてきました。展示を通して、現代オマーンの基盤となった暮らしや職人技、社会構造を具体的にイメージでき、旅の合間にゆっくりと歴史に触れられる場所としてもおすすめです。開館日は基本的に土曜日〜木曜日で、開館時間はおおむね午前9:00〜午後5:00となっています。

ロイヤル・オペラ・ハウス・マスカット【グレートマスカット】

ロイヤル・オペラハウス<マスカット>

ロイヤル・オペラハウス<マスカット>

このオペラハウスは、スルタン・カブースによる芸術・文化振興の一環として建設され、2011年10月12日に開館しました。建築は伝統的なオマーン様式と近代的デザインを融合させたもので、アラビア半島を代表する先駆的な文化施設として知られています。館内にはコンサートホールや劇場、文化マーケット、庭園などが整えられ、世界各国の音楽・演劇・オペラが上演される拠点となっています。公演がない日でも建物の見学ができ、館内ショップやカフェを利用して、マスカットの洗練された都市文化を気軽に味わえる場所です。一般見学(ガイドツアー/建物見学)は、基本的に土曜〜木曜の午前8:30〜午後5:30に行われています。

アラム宮殿【オールドマスカット】

アラム宮殿<マスカット>

アラム宮殿<マスカット>

アラム宮殿は、オマーン国王の儀礼用宮殿として使用され、その名は「旗の宮殿」を意味します。起源は18世紀初頭、イマーム・スルタン・ビン・アフマドの統治期に建てられた宮殿で、現在の姿は1970年代にスルタン・カブースが再建・改修したものです。現在の建物は、1970年代初頭にインドの設計事務所が手がけたもので、鮮やかな青と金の柱が並ぶ印象的なファサードが特徴です。宮殿の左右には、ポルトガル統治時代のミラニ要塞とジャラリ要塞が位置しており、マスカット湾を背景にした絶好のフォトスポットとしても人気があります。宮殿内部は一般公開されていませんが、外観や庭園は自由に見学することができ、基本的に年中無休・24時間いつでも訪れることが可能です。

ミラニ要塞【オールドマスカット】

ミラニ要塞からの眺望<マスカット>

ミラニ要塞からの眺望<マスカット>

ミラニ要塞は、マスカットの港を見下ろす岩山の上にそびえ、16世紀にポルトガルによって築かれた防御施設です。1587年には大規模に再建され、その後1650年にオマーンがポルトガル勢力を追放してからは、オマーン軍の砦・監獄・史跡として何度も役割を変えてきました。現在では城壁や砲台のほか、武器展示やビューポイントも整備され、マスカット湾と旧市街を一望できる絶好の史跡として訪問客に人気です。港の防衛という歴史の重みを感じつつ、夕刻の海風を浴びながら写真を撮るには絶好の場所です。

マトラ・スーク【マトラ】

マトラ・スークの様子<マスカット>

マトラ・スークの様子<マスカット>

マトラ・スークは、マスカット港に面した石畳の細い路地が迷路のように続く、オマーン最古級の市場のひとつです。奴隷貿易や香料交易の時代から東西を結ぶ商港として栄えたマトラ地区の歴史を今に伝え、かつては「暗闇のスーク」とも呼ばれていました。市場には、乳香(フランキンセンス)、スパイス、伝統銀細工、王家の短剣「ハンジャル」など多彩な商品が並び、地元の人々と観光客が入り混じる活気ある雰囲気が魅力です。狭い屋根付き通路や木格子の装飾など、独特の建築的趣も楽しめます。夕暮れ時にコーニッシュ沿いを散歩しながら訪れると、マスカットの日常と歴史がより深く感じられるでしょう。夕方〜夜(17時頃〜21時)は気温も下がり、最も活気が出るおすすめの時間帯です。

オマーンのおすすめツアー


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ワヒバ砂漠・砂漠サファリと神秘の渓谷ワディ・バニ・ハリッド☆アラビアンナイトの国・オマーンの旅と砂漠の国カタール アラビア半島2国周遊の旅
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オマーンの古都ニズワとは?

ニズワフォートからのニズワの眺め

ニズワフォートからのニズワの眺め

マスカットから車で2時間。日帰りで行ける観光地の定番と言えばこのニズワです。
ニズワは6~7世紀にはオマーンの首都として栄えました。その面影を残すように街の中心には城壁で囲まれたスークとニズワフォートと呼ばれる巨大な砦が構えています。
スークは現在でもニズワ市民の台所として親しまれており、野菜や果物、肉、香辛料などの日常的な食料はすべて集まります。金曜にはヤギの取引も行われているのだとか。

ジャブリン城

ジャブリン城

スークを抜けるとニズワフォートが現れます。17世紀頃には内陸地方の統治機関として利用されていましたが、現在は博物館になっています。砦の内部には敵の侵入を防ぐための落とし穴や、上から攻撃できるような仕組みなど、17世紀当時の様子を再現した展示が楽しめます。

ニズワフォート
エリア ニズワ
住所 Nizwa, オマーン
電話 +96890939090
営業時間 土曜日~木曜日 8:00~20:00 金曜日 8:00~11:30 13時30分~20時00分
入場料 0.500オマーンリアル
公式サイト https://nizwafort.om/ar/

またニズワ近郊の17世紀に建設された宮殿・ジャブリン城もニズワと併せて訪れてみてください。
かつての王族の住居と使用されていた建物で、白亜を基調としたオマーンテイストの内装は現在でも色あせることなくその美しさを今に伝えています。

ジャブリン城
エリア バハラ
住所 Bahla, オマーン
電話 +96825363141
営業時間 月曜日~木曜日、土曜日9~16時 金曜日8~11時、日曜日9~17時
入場料 大人 0.5オマーンリアル
アクセス ニズワから車で約1時間

世界遺産の灌漑システム「ファラジ」のあるオアシスの村 ミスファット・アル・アブリーン

村の中を散策

村の中を散策

ミスファット・オールドハウスのレストラン

ミスファット・オールドハウスのレストラン

古都ニズワの北西部、ミスファット・アル・アブリーンはあまり知られていないけれど必見の村です。標高900メートルに位置し、ナツメヤシやマンゴやイチジク、オリーブなどの木々に囲まれたオアシスの中にあります。泥や石で作られた家が建ち、狭い石畳の道が通っています。2000年も前からこの地にあるというファラジという灌漑システムの地下水路が存在し、世界遺産にも指定されています。
この村ではファラジのおかげで美しく透明な水を生活用水や農業用水の供給のために利用しているのです。

 ユニークな岩の建物

ユニークな岩の建物

村には切り立った岩の上に家があるというユニークな風景も見られます。「ミスファット・オールドハウス」というゲストハウスもあり、エキゾチックなムードの中で滞在を楽しめるのでお薦めです。

ミスファット・オールドハウスの部屋の一例

ミスファット・オールドハウスの部屋の一例

絶景!オマーン最高峰ジャバル・シャムス

美しい緑とダイナミックな山並みがオマーンの代名詞!

美しい緑とダイナミックな山並みがオマーンの代名詞!

ジャバル・シャムスは標高3075m、ハジャール山脈の最高峰です。その険しい渓谷を持つことからオマーンの「グランドキャニオン」とも例えられています。

ジャバル・シャムスの展望エリア<ジャバル・シャムス>

ジャバル・シャムスの展望エリア<ジャバル・シャムス>

4WDでジャバル・シャムスの山頂を目指したあとは、標高2000mのリゾートで1泊するのがおすすめです。オマーンの大自然に囲まれながら、夕暮れや日の出を見て過ごすのは贅沢なひと時です。
眼下に望む雄大なパノラマが実は有史以前の海で形成された地質であることは、あまり知られていないかもしれません。実はハジャール山脈は世界でも珍しい古代の「オフィオライト」と呼ばれる地層が地表に表れている山脈なのです。つまりジャバル・シャムスから望む景色はアラビア文化が栄えるはるか以前の古代の海底山脈を映していることになるのです。

こちらはマスカット近郊の古い集落とデーツの木

こちらはマスカット近郊の古い集落とデーツの木

またジャバル・シャムスに訪れると、荒々しい岩山や切り立った崖に囲まれた小さな古い村々に今でも人が住んでいることに気がつくでしょう。
マスカットなどの大都市では見られないローカルな村人達が、昔から変わらない素朴な生活を営んでいるのも、ジャバル・シャムスを訪れる理由の1つです。

エメラルドグリーンの泉 ワディ・バニ・ハリッド

湧き出る泉が美しい渓谷「ワディ・バニ・ハリッド」<ワディ・バニ・ハリッド>

湧き出る泉が美しい渓谷「ワディ・バニ・ハリッド」<ワディ・バニ・ハリッド>

ワディ・バニ・ハリッドは、マスカットから内陸のハジャール山脈方面へ進み、その南東側に広がるオアシス地域に位置しています。走行距離はおよそ260kmで、舗装された快適な道路を約3時間ほど走ると到着します。ここは「オマーンで特に美しい渓谷のひとつ」として知られ、年間を通して水が枯れない珍しいワディ(渓谷)です。白い岩肌の峡谷には翡翠色の天然プールが点在し、古くから遊牧民や周辺の村々の生活を支える水源として利用されてきました。

小魚が足をついばみに集まる<ワディ・バニ・ハリッド>

小魚が足をついばみに集まる<ワディ・バニ・ハリッド>

歩いて奥へ進むほど景観はさらに美しくなり、透明度の高い水辺では小魚が足をついばむ“自然の足湯スパ”のような体験も楽しめます。まるでトルコで有名なドクターフィッシュのようで、片足を水につけると、たちまち十数匹の小魚が足の角質を食べてくれるような光景に浸れます(笑)。ここは周囲の集落とあわせて、オマーンの自然と人々の暮らしが調和した魅力を感じられる名所です。

砂漠ドライブと夕日の絶景スポット ワヒバ砂漠

ワヒバ砂漠の風景<ワヒバ砂漠>

ワヒバ砂漠の風景<ワヒバ砂漠>

ワヒバ砂漠といえば、デューンドライブ(砂漠ドライブ)と夕日観賞が特に有名です。砂漠での滞在は約2時間ほどでも十分に楽しめるため、マスカットからの日帰り観光なら、午前中にワディ・バニ・ハリッドを訪れ、午後にワヒバ砂漠へ向かうコースがおすすめです。

ベドウィン族のお宅を訪問<ワヒバ砂漠>

ベドウィン族のお宅を訪問<ワヒバ砂漠>

ワディ・バニ・ハリッドから約1時間弱で到着。砂漠ドライブを始める前には、ベドウィン族のテントでひと休みします。この地域には多くのベドウィンが暮らしており、テントではオマーン流のコーヒーとデーツでもてなしてくれます。近くには、彼らの重要な生活資源でもあるラクダがのんびり過ごしており、一緒に写真を撮ることもでき、良い思い出になります。

デューンドライブの風景<ワヒバ砂漠>

デューンドライブの風景<ワヒバ砂漠>

準備が整うと、いよいよデューンドライブの始まりです。砂漠に入る前にタイヤの空気を少し抜き、砂の上でも走りやすい状態にします。最初は砂丘の尾根をゆっくり走り、慣れてくると急な下り坂や大胆なドライブを交えながら、スリル満点の時間を楽しみます。

デューンドライブの風景・夕日観賞<ワヒバ砂漠>

デューンドライブの風景・夕日観賞<ワヒバ砂漠>

サファリが一段落する頃には、ちょうど夕暮れ時。車を降り、日が沈むまでのひとときを砂丘の上で過ごします。太陽が地平線に沈みゆく瞬間はまさにクライマックスで、黄金色の砂丘が赤く染まり、息をのむほど幻想的な光景が広がります。まさに絶景と言えるでしょう。

乳香の聖地・オマーン南部のサラーラ

乳香の木

乳香の木

首都マスカットから南へ約1050km。マスカットの第2の都市であるサラーラは、海と空が美しい港街です。
白で統一された低層の家々、広大な土漠とラクダの群れ、その先にはコバルトブルーの海とヤシの木やバナナの木が立ち並ぶ様子は、まさに「中東の南国」といった趣きです。

サラーラ西部のビーチ マグセイル

サラーラ西部のビーチ マグセイル

サラーラは乳香の産地として栄えた歴史があります。乳香とは香料の原料の1種で、紀元前1千年もの太古の昔から世界中の王侯貴族を魅了してきました。かつては黄金と同等に取引され、神聖な儀式から医薬品、軟膏、香水などあらゆる場面で活用されていたそうです。特にサラーラを中心としたドファール地方は、乳香貿易によりローマ帝国への通商路が確立した紀元前1世紀から2世紀に最大の栄華を誇りました。南アラビアを統治したシバの女王は、ソロモン王への贈物として乳香を持参したと伝えられ、ローマ皇帝ネロは妻の葬儀の際に、乳香一年分を焚いて弔ったとされるほどです。
サラーラではアラビア文化と切っても切れない関係にある乳香についての歴史についても学ぶことができます。

世界最大級の砂漠!ルブアルハリ砂漠

4WDでルブアルハリ砂漠を駆けめぐる

4WDでルブアルハリ砂漠を駆けめぐる

オマーン南部の最大の見どころはこのルブアルハリ砂漠です。
ルブアルハリ砂漠はアラビア半島南部の3分の1を占める世界最大級の砂漠で、オマーンのみならずサウジアラビア・アラブ首長国連邦・イエメンの4つの国にまたがっています。長さ1000km、幅500kmと広大なため、ベドウィンと呼ばれる地元の遊牧民族でさえも、砂漠の端をわずかに移動するに過ぎません。

実はこの広大な砂漠の中に、伝説的な都市・ウバールが存在すると信じられてきました。
ウバールは紀元300年頃、乳香の交易路沿いにあって繁栄していたとされ、コーランや「アラビアンナイト」など古代の文献にも登場する都市です。

ガイドさんとルブアルハリ砂漠にて

ガイドさんとルブアルハリ砂漠にて

ウバールの場所は数千年間、不明のままでした。あまりに広大すぎる砂漠ですから、それも当然ですよね。
悪徳が栄えたウバールを神アラーが戒めのために破壊した、という伝説もまことしやかに囁かれたほどです。
そんな伝説の都市・ウバールの存在が実際に確認できたのが1990年代。米航空宇宙局(NASA)の協力で、人工衛星とレーダーを使った調査が進められた結果、ウバールの位置が解明されました。

ルブアルハリ砂漠のツアーでは、そんな幻の都市とも呼ばれたウバールを目指してサラーラから4WDで出かけます。日帰りツアーもありますが、できれば砂漠の真ん中で1泊したいところです。オマーン旅行の中で最もアドベンチャーな体験になることは間違いありません。

オマーンへの行き方

切り立った断崖が印象的な渓谷 ワディ・シャープ

切り立った断崖が印象的な渓谷 ワディ・シャープ

オマーンの行き方ですが、一般的にエミレーツ航空のドバイ乗継ぎ、カタール航空のドーハ乗継ぎ、あるいはエティハド航空のアブダビ乗継ぎが一般的です。
フライトの就航が多いのはオマーンの首都であるマスカットですが、カタール航空であればマスカット南部のサラーラへも定期運行していますので、オマーン国内の周遊旅行をお考えてであればカタール航空が最も便利と言えそうです。

アナンタラ・アルバリード・リゾート・サラーラ

アナンタラ・アルバリード・リゾート・サラーラ

あるいはUAEから陸路でオマーンに入ることも可能です。
アラブ首長国連邦から陸路でオマーンへ入国する街として最もメジャーなのが、オマーンとアラブ首長国連邦の国境を接する街アル・アインです。アル•アインは2011年にアラブ首長国連邦初の世界遺産(文化遺産)に登録された遺跡があることでも知られています。
UAEとオマーンの自然を両方楽しみたい!という方には陸路で両国を抜けるルートもおすすめです。

オマーンへのツアー

サラーラのフルーツプランテーションにて

サラーラのフルーツプランテーションにて

人気観光地であるドバイより日本に近く、魅力的な自然や遺産など見どころが多いにもかかわらずオマーンへのツアーはあまり見かけません。

稀に秘境系の旅行会社でオマーンへのツアーを目にしますが、出発日も限られていますしコースの種類が多いとは言えません。
前述したようにオマーンは治安がよく安全ですし、イギリス植民地であったことから英語は広く使われているので、個人旅行の心得があれば個人旅行もさほど難しいとは言えません。とは言え日本語ガイドはほとんどいないため、中学生レベルの英語の心得はあったほうがいいでしょう。

オマーン料理も旅の楽しみ

オマーン料理も旅の楽しみ

ただしオマーンの大自然を満喫するには、行き当たりばったりの旅行では後悔することは目に見えています。オマーンの観光地への道は険しいことが多いため、4WDのチャーターすることが一般的だからです。タクシーを捕まえてすんなり行けるとは限りません。そのためオマーン旅行の手配に実績のある旅行会社にプランニングや手配の相談をされることをおすすめします。

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まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。
なかなか旅行先の候補に上がる国ではないと思いますが、この記事を最後まで読んでいただけましたなら、グッとオマーンに行きたくなっていただけたのではないでしょうか?
「中東」「砂漠」「海」の3つのワードに魅力を感じる方は、是非次の旅の目的地にオマーンを選んでみて下さい。人生で最高の思い出の1つになることは間違いありません。

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今回のトラベルアドバイザー
澤西 弘幸/50か国訪問

旅行業界35年以上。海外旅行のいろんな業務に従事。中でもアフリカ、中南米、中東などの秘境旅行については長年、専門店のリーダーとして活躍していた。2024年縁があってファイブスタークラブの仲間に入ることに。ありきたりの観光旅行よりも摩訶不思議な古代遺跡を探求するようなミステリーな旅を提案していきたいと意欲満々。ベテランなのにフレッシュな気持ちで仕事する毎日である。

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