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ニカラグア旅行|カリブ海と太平洋に囲まれた火山の国

ニカラグアの首都・マナウスの街並み

ニカラグアの首都・マナウスの街並み

ハッキリ言って日本人にあまり馴染みのない国ニカラグア。聞いたことはあるけどどこですか?何があるんですか?と、その存在を良く知らない人のためにニカラグア共和国の観光ポイントをいくつかご紹介いたします。国の主な産業は農業ですが、観光業は5位に入るほどの重要な位置にあります。スペイン植民地時代の面影が残るグラナダのレトロ感あふれる街並みなど、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる、そんなニカラグアの魅力を一人でも多くの人に伝えたいと思います。

ニカラグアってどんな国?

煙を燻らす姿が絵になる葉巻工場のマネージャー

煙を燻らす姿が絵になる葉巻工場のマネージャー

火山と美しい湖に恵まれた自然あふれるニカラグア。北西にホンジュラス、南にコスタリカと国境を接し、中米の真ん中に位置した国です。中米7か国の中では最も大きく、その面積は日本のおよそ3分の1に相当します。首都はマナグアですが、観光資源は第2の都市であるレオンに多くあり、中でもレオンビエホとカテドラルの2つが世界遺産に指定されています。

グラナダの街角にて

グラナダの街角にて

スペイン人が最初に作った町である古都グラナダは、植民地時代の面影が残るレトロな街並みや教会が美しく、現在も馬車が市民や観光客の足となっています。他にもモモトンボとマサヤの2つの火山や、マナグア湖とニカラグア湖、そして海が美しいコーン諸島など、まだあまり知られていませんが実は見所の多い国なのです。

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ニカラグアへの行き方

海を渡ってくるかもしれない未来のメジャーリーガー

海を渡ってくるかもしれない未来のメジャーリーガー

日本からニカラグアへの直行便はありません。首都マナグアの国際空港まではユナイテッド、アメリカン、デルタなどの米系航空会社を利用してアメリカ経由で入国するのが一般的です。他にもメキシコまで直行便のある全日空やアエロメヒコを利用して行く方法もあります。乗継時間も含めて所要時間はおよそ17~24時間です。尚、入国に際しビザは要りませんが現金で10アメリカドルが必要です。

古都グラナダの街並み

古都グラナダの街並み

熱帯性気候のニカラグアは年間を通して高温多湿で暑いのが特徴です。11月から4月初め頃までが乾季、なかでも12月と1月があたりが比較的過ごしやすいため旅行のベストシーズンとされています。ちなみに5月から10月くらいまでは雨季となり、かなり多くの雨が降り、多湿となります。

情緒あふれる美しき古都グラナダ

メルセー教会から眺めるグラナダ市街

メルセー教会から眺めるグラナダ市街

首都マナグアから車でおよそ1時間、古都グラナダは16世紀にスペイン人がニカラグアで最初に作った町です。賑やかなコロン公園を中心に、コロニアル様式の色鮮やかなカテドラルや教会が建ち並んでいます。ここでは観光馬車が走っているとてもレトロなシーンを楽しむことができます。中でも公園の西側に建つカテメルセー教会の最上階は眺めがよく、グラナダを一望することができる場所として地元のカップルのちょっとしたデートスポットになっているようです。

葉巻を作るところを見学させてもらいました

葉巻を作るところを見学させてもらいました

中南米と言えば葉巻。ニカラグアはキューバ、ドミニカ、ホンジュラスと並ぶ葉巻生産4大国です。私は愛煙家ではありませんが、せっかくなので実際に製造しているところを見学させてもらいました。葉を巻くところから最後の箱詰めまで少人数のスタッフが分業制でもくもくと手作業を行っています。

ニカラグア2つの世界遺産レオンビエホとカテドラル

世界遺産に指定されているレオンビエホ

世界遺産に指定されているレオンビエホ

「レオン旧市街」を意味するレオンビエホの遺跡群は16世紀にスペインからの入植者たちによって作られたアメリカ大陸の中でも最も古い植民都市のひとつです。17世紀に起きたモモトンボ火山の噴火と地震によって壊滅し廃墟となり、その後集落は現在のレオンに移されました。ここには当時の生活の様子が伺える住居跡や教会が残っており、その建築の重要性から2000年にニカラグアで最初の世界遺産に登録されました。

青空とのコントラストが眩しい世界遺産・カテドラル

青空とのコントラストが眩しい世界遺産・カテドラル

国内第2の都市レオンは19世紀半ばまでニカラグアの首都でした。ここにある中米最大の規模を誇るカテドラルは2011年に世界遺産に登録されたカトリック教会です。市街にはこのカテドラルを中心に歴史的な街並みが多く残っています。また碁盤の目のように区画されているので旅行者にとって街歩きがしやすい、楽しいエリアです。

サンハシント泥プール観光ツアー

ガイドブックには載っていない穴場・バブリングマッド

ガイドブックには載っていない穴場・バブリングマッド

世界遺産レオンビエホの遺跡から車で1時間くらいのところにあるテリカ火山の麓、サンハシントという村では窪んだ地面の泥の中からモクモクと湯気があがる泥のプール、通称バブリングマッドというちょっと不思議な光景を楽しむことが出来ます。エリアに足を踏み入れるとあちらこちらで不気味な音が聞こえてきます。その表情も様々で、地熱でレンガ色に煮えたぎった泥は湧き出す途中の地表の地質によって色が変化しています。

火山の地熱でグツグツ煮えたぎった泥

火山の地熱でグツグツ煮えたぎった泥

柵も注意看板も何もないのでガイドなしで足を踏み入れることはお勧めできません。人が住めないレベルになり、近隣住民は皆避難させられたほどの危険なエリアなので観光スポットと呼ぶのは抵抗があります。尚ここの泥はお肌にとても良いらしく、ちゃっかりお土産として売られています。

ニカラグアで最大のマサヤ火山国立公園

マサヤの民芸品店で働く陽気な女性

マサヤの民芸品店で働く陽気な女性

ニカラグア西部、グラナダの郊外にあるマサヤはニカラグア文化の発祥の地とも言われ、民芸品の町として有名です。数多く立ち並ぶお店には革製品やハンモックなど多種様々な手作りのお土産が売られています。その先の火山に行く際に必ず通るので何か買わずにはいられません。

時間帯によってはマグマが見れるマサヤ火山の火口

時間帯によってはマグマが見れるマサヤ火山の火口

この周辺一帯はマサヤ火山国立公園に指定されています。頂上にある展望台から活火山の火口のクレーターまで見下ろすことが出来る絶景ポイントなので、ニカラグアに行くなら絶対外してはいけません。遥か昔に先住民が、火口の中に悪魔が住んでいると信じて子供や若い女性を生贄として捧げていたと伝えられているマサヤ火山。標高635メートルでこの一帯で最も活発な活火山です。

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まとめ・ニカラグアの治安と通貨とコミュニケーション

レオンの街角で見かけた素敵なカップル

レオンの街角で見かけた素敵なカップル

経済的には中南米最貧国の一つで貧富の差が大きく、観光客は注意が必要ですが周辺諸国と比べて治安は安定していると言われています。また地震など自然災害も多く、さらに内戦の傷跡も残っているなど様々な問題を抱えているのも事実ですが、今回ご紹介した観光地の治安についてはまず問題ないと思います。但し観光ガイドのついたツアーを選ぶこと、目立つ格好をしないこと、夜歩きを避けることをお勧めします。

ローカルスーパーにてフレンドリーな店員さんと

ローカルスーパーにてフレンドリーな店員さんと

物価の安いニカラグア。通貨はコルドバですが、レストラン、スーパーなど多くの場所で米ドルが使えます。ホテルなどの大きな施設ではクレジットカードも使えますので米ドルとの併用が便利です。公用語はスペイン語ですが英語が通じることもあります。ニカラグアの人たちは気軽に写真を撮らせてくれるなど親切でフレンドリーな人が多いので是非積極的に話しかけてください。

今回のトラベルアドバイザー
橋本 康弘/112か国訪問

これまで旅した国は100カ国以上のトラベルプランナー。特に好きな国はイタリア、スイスやカザフスタンなどの中央アジア。ゲストハウスから5ツ星ホテルまで何でも体験するのがモットー。2020年はアメリカのコロラド州からモンタナ州までレンタカーでドライブする旅行を計画していたがコロナの影響で断念。

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