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バラの国ブルガリア&ソフィア ベスト観光スポット10 <おすすめツアー付>

世界205の国と地域を訪問した経験を持つ井原三津子が薦めるブルガリア10選

ツァレヴェッツの丘(ヴェリコ・タルノボ)

ツァレヴェッツの丘(ヴェリコ・タルノボ)

ヨーロッパ南東部のバルカン半島に位置するブルガリア。北にルーマニア、西にセルビアとマケドニア、南はトルコとギリシャに国境を接したブルガリアは、周辺国の影響を受けながら独自の文化を守ってきました。紀元前にはトラキア人が住み、その後ローマの植民地化、イスラム教を国教とするオスマン・トルコに支配された時代を経て、ソ連の衛星国の一つとなり共産党政権が続きました。共産党政権が崩壊し、ようやくEUに加盟したのはつい2007年のことです。幾多の民族が駆け抜けた国ブルガリア。日本の3分の1の国土に、9つもの世界遺産を持つ歴史があるブルガリア。魅力が満載のこの国を、最近再訪したばかりの井原三津子と、以前バラ祭りのときに訪問した山本みなの二人がご紹介したいと思います。

ブルガリア
首都 ソフィア
面積 11万910㎢(日本の3分の1)
言語 ブルガリア語
宗教 ブルガリア正教
通貨 通貨単位はLv(レフ)。複数形はレヴァ。
気候 日本と同様に四季があり、ベストシーズンは春から秋。
ロゴ

ブルガリア正教の総本山 壮麗なリラの僧院

ストライプ模様が特徴的なリラの僧院 聖母聖堂

ストライプ模様が特徴的なリラの僧院 聖母聖堂

首都ソフィアから南へ約120㎞。曲がりくねった山道を車で走ること2時間余り。「氷の山」と呼ばれるリラ山の奥座敷、標高1147mの辺境に建物が突如として姿を見せます。その圧倒的で凛とした存在感、白黒のストライプが特徴的な装飾がされた修道院の姿は、訪れる者を例外なく魅了します。中心的な建物である聖母聖堂は、外部と内部が1200ものフレスコ画で埋めつくされ圧巻です。寺院の内部は撮影禁止なので、訪れた者にしかこのすごさを味わうことができない特別な場所です。

リラの僧院

リラの僧院

時を忘れて見入ってしまう・・・見事なフレスコ画

時を忘れて見入ってしまう・・・見事なフレスコ画

敷地内の「歴史ミュージアム」にある緻密な彫り物が施された「ラファエルの十字架」も見逃せません。十字架の完成に12年も費やした修道士は、完成後失明してしまったそうです。まさに命がけで作り上げた十字架。そのパワーは計り知れません。
ソフィアから日帰りでも行けますが、宿泊するのもおすすめです。夜の厳粛な僧院は、一見の価値ありです。

リラの僧院観光の日のランチは、近くの清流で採れる新鮮なマス料理がおすすめ。シンプルに塩焼きにされたマスのグリルは絶品。フレッシュなサラダやポテトなどの付け合わせとの相性も抜群です。

リラの僧院の周辺では マス料理が名物

リラの僧院の周辺では マス料理が名物

リラの僧院
住所 2643 Rilski manastir
営業時間 9:00~17:00
入場料 なし
アクセス ソフィアからバスで片道約2時間
備考 宗教施設のため、ノースリーブ、短パンなど肌を露出する服装は控えましょう。

幾多の歴史を持つ街 ソフィア

アレクサンドル・ネフスキー寺院(ソフィア)

アレクサンドル・ネフスキー寺院(ソフィア)

ブルガリアの首都ソフィアは、ヴィトシャ山の麓に位置する標高550メートルの高原都市です。ソフィアの街には、様々な時代に建てられた教会や寺院が点在しており教会めぐりが楽しい街です。地下鉄の駅につながる地下広場から、屋根がちょこんと顔を出している不思議な光景が見られます。これは14世紀末のオスマン帝国時代に建てられた聖ペトカ地下教会です。モスクより高い建物は禁じられていたため、キリスト教の教会はこのように小さくひっそりと建てざるをえなかったのです。向かいに堂々とそびえたつ背の高いイスラム寺院バーニャ・バシ・ジャーミヤとの対照的な様は、複雑な歴史を駆け抜けたソフィアの歴史を感じさせます。

窓もない質素な外観だが、内部の装飾はすばらしい聖ペトカ地下教会。

窓もない質素な外観だが、内部の装飾はすばらしい聖ペトカ地下教会。

ソフィアで見逃せない見どころの一つは、ブルガリア正教の壮大なアレキサンダル・ネフスキー寺院です。ソフィアを代表する最も美しい寺院で、なんと5000人が収容できるそうです。

外観も壮麗で格調高く、内部の黄金のドーム天井は60mの高さがあります。

アレクサンドル・ネフスキー寺院(ソフィア)

アレクサンドル・ネフスキー寺院(ソフィア)

帽子をかぶって入ったら係員に注意されすぐに脱ぎました。スマホで写真を撮ろうとしたら、お金払ってきなさいとまた注意されてしまいました。結構厳しい寺院なのです。入り口で写真撮影料10レヴァ(約900円)を払ってやっと堂々と写真を撮ることができました。(スマホの写真でも同額)

豪華なシャンデリアやろうそくなど、ムード満点の寺院。地下にはイコンの博物館もあります。

アレクサンドル・ネフスキー寺院(ソフィア)

アレクサンドル・ネフスキー寺院(ソフィア)

もう一つ近くにあるのが聖ニコライ・ロシア教会。金色の玉ねぎの形のドーム屋根が、おとぎ話に出てきそうな可愛い外観で、ロシアやウクライナで見かけたことがある教会みたいです。

金のドームは5つ、エメラルドグリーンの尖塔とのコンビネーションが美しいものです。ただし内部はどうってことはなかったような・・・・

聖ニコライ・ロシア教会(ソフィア)

聖ニコライ・ロシア教会(ソフィア)

聖ニコライ・ロシア教会(ソフィア)

聖ニコライ・ロシア教会(ソフィア)

パリの中央市場をモデルに設定された美しい中央市場

パリの中央市場をモデルに設定された美しい中央市場

もうひとつソフィアでおすすめは、中央市場「セントラル・ハリ」です。ローカルフードだけでなく、生活雑貨やお土産物も揃います。小腹が空いたら中央市場のお惣菜を買ってイートインも楽しめます。現地の人の暮らしを覗いてみるにはぴったりの場所です。

セントラル・ハリ(中央市場)
住所 Maria Louiza Blv 28, Sofia
営業時間 7:30~21:00
入場料 無料
アクセス 地下鉄「セルディカ駅」から徒歩5分。

ブルガリアへ行くなら外せない 職人の街 ヴェリコ・タルノボ

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

職人街(ヴェリコ・タルノボ

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

ブルガリア北部、バルカン山脈の東側にあるヴェリコ・タルノボ。ヤントラ川沿いの緑の渓谷美が広がる、ブルガリアで必見の地方都市です。頂上に教会が聳えるツァレヴェッツの丘に上ると、緑に包まれた頂上からの風景はヴェリコ・タルノボや隣の村などが一望のもと。

12世紀後半から第2次ブルガリア帝国の首都として栄えた古都でもあり、歴史ある情緒たっぷりの街並みが今なお残り、観光客を魅了し続けているのです。

町中でぜひ訪れたいのは職人街。いろんな種類の民芸品や工芸品、アクセサリーやお菓子など、職人が作業しているのが見られる専門店が石畳の小径に面して軒を連ねていて本当に楽しい世界が広がっています。

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

手作りの銅製品の店ではお鍋やお皿、置物などいろいろ。イコンやアクセサリー、魔よけの面白い人形コケリを並べているオシャレなお店も。可愛らしいコケリは家の魔除けにぴったり。

ほかにも木彫りの愛らしい動物の置物を並べているお店やブルガリア名産のモスグリーンの独特の柄入りスグラッフィート陶器のお店も。長い歴史がある陶器の小皿はお土産にも最適です。

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

職人街(ヴェリコ・タルノボ)

ブルガリアの伝統菓子づくりのお店では数種類のお菓子が味見も可能。熱した砂の上で作るユニークなコーヒーとお菓子でひと休みはいかが?

大天使ミカエル・ガブリエル教会(ソフィア)

大天使ミカエル・ガブリエル教会

もうひとつ、ヴェリコ・タルノボの郊外で見逃せないスポットが「アルバナシ」です。古い教会として必見なのが聖誕教会。内部の壁面にところ狭しと飾られたフレスコ画とイコノスタス(聖堂で信者と神聖な空間を隔てるための壁)があり、司祭が出入りする小さな扉も豪華で、上の方にずらりと並ぶイコンも何もかも素晴らしいのひとこと。

聖誕教会

聖誕教会


以前写真撮影可能だった際に撮ったものがありましたが、現在は内部の撮影不可となりました。入場料15レヴァ(訳1400円)払ったのに、写真が一枚も撮れないとは、あまりにも残念な聖誕教会なのでした。

大天使ミカエル・ガブリエル教会(ソフィア)

大天使ミカエル・ガブリエル教会

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バラの谷カザンラクとバラ博物館

ダマスクローズの収穫は一つ一つ人の手によって摘み取られます。

ダマスクローズの収穫は一つ一つ人の手によって摘み取られます。

ブルガリアはバラの産地としても有名です。バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈にはさまれた「バラの谷」一帯は、香水に使われるバラの中でも最高峰といわれるダマスクローズの産地として知られています。ダマスクローズは5月下旬から6月上旬にかけて花を咲かせ、一年のうちたった20日程度しか咲きません。ダマスクローズが一斉に摘み取られるバラの谷では、6月の第一週末を中心にバラ祭りが開催されます。バラの谷最大規模の祭りが開催されるのがカザンラクです。祭りで一番人気は、バラ畑で民族衣装に着替えた人々が花かごを手に持ちながらバラを摘んでいく「バラ摘みの儀式」です。観光客もバラ摘みに参加することができます。(事前にチケットの購入が必要です。)

街中がピンクに染まる バラの谷カザンラクのバラ祭り

街中がピンクに染まる バラの谷カザンラクのバラ祭り

バラ庭園

バラ庭園

バラ庭園

バラ庭園

カザンラクの街の中心では、祭りのメインイベントのパレードが開催されます。その年に卒業する女子高生から選ばれるバラの女王や、様々な民族衣装をまとった街の人々など華やかな行列に心躍らされます。パレードのラストではバラの花びらがまき散らされ、バラの香りに包まれます。

バラ祭り 民族衣装の人々

バラ祭り 民族衣装の人々

6月下旬、バラ祭りが終わった後にカザンラクを訪れた私。残念ながらバラは少ししか残っていませんでした。でもラベンダーとひまわりがあちこちに咲いていて美しい光景を見せてくれました。

そしてさすがはバラ産業の街カザンラクです。2016年にリニューアルされてきれいになったバラ博物館。バラの香油を生産する道具や工程を見せてくれたり詳しいバラの説明が聞けたりしてためになります。

バラ博物館

バラ博物館

ブルガリアが誇るダマスクローズは淡いピンクのバラ。これは4トンもの花から蒸留を重ねてやっと1㎏だけの香油が採れるという貴重な品で、昔は黄金より高価なものだったとか。

バラの花

バラの花

白いバラの場合はもっと高価なのだというから驚きです。DIORやシャネルもダマスクローズを香水などに使っているそうです。

バラグッズをずらりと並べた売店に立ち寄るのもカザンラクでの楽しみです。
私はバラ入り石鹸や香油などをお土産にゲット。とりわけいい香りでバラの花びら型の石鹸はすごくきれいで香りもよく、家に帰って顔を洗ってみたら、とってもしっとりするので今ではお気に入りです。

バラ製品のお店にて

バラ製品のお店にて

バルカン山脈の山里ミュージアム、エタル野外民族博物館は水がテーマ

家の2階部分が少し張り出しているのが特徴的。

家の2階部分が少し張り出しているのが特徴的。

カザンラクから北へ43km、ガブロヴォの町から南へ8km行った山中に「エタル野外民俗博物館」はあります。1964年にオープンしたこの博物館では、18世紀後半~19世紀前半の生活様式や建築様式、工芸品を見ることができます。川が流れ、深い森に包まれた敷地内には水車小屋や古い家屋が立ち並んでいます。

流れる水の力を利用した原始的な洗濯機

流れる水の力を利用した原始的な洗濯機

この博物館の最も重要なテーマは「水」です。敷地内を流れるシベク川の水流を利用した粉挽きや木材のカット、洗濯など様々な工具や機械が実際に稼働しています。勢いよく流れる川の水が人々の生活を支えていた様をみることができます。銀細工や陶磁器、木工製品、毛織物など、職人街ではいまでも名工たちがすばらしい作品を作り続けています。旅の思い出として、お気に入りの一品を探すのも楽しいです。

エタル野外博物館
住所 Architectural-Ethnographic Complex “ETAR”, 5309 Gabrovo, Etara,
開館時間 夏季9:00~18:00、冬季9:00~16:30
電話番号 +35-966-801-830
入場料 大人 5Lv
アクセス カザンラクより車で約1時間

カザンラクの近くにあるトラキア人の墓。世界遺産の見どころです

トラキア人の墳墓

トラキア人の墳墓

1944年に偶然発見されたものだそうで、お墓の中の壁画がレプリカらしいのですが素晴らしいものでした。本物の壁画は見学不可で、近くの保存庫に安置されています。お墓の中の壁を飾るフレスコ画は、美しい色白の王妃と手をつなぐ色黒の王の姿とか、戦闘シーンとか、いろんな場面が描かれています。これらが紀元前4世紀とか紀元前3世紀のものとは驚きです。期待していた以上にムード満点なのでした。

トラキア人の墳墓

トラキア人の墳墓

夏のルセの壮大なひまわり畑に大感動!

ルセのひまわり畑

ルセのひまわり畑

ブルガリアは「ひまわりの国」と呼ばれるほど、ひまわりで有名です。6月下旬から7月にかけてのシーズンには、ブルガリアのあちこちで一面黄色の絨毯のようにひまわりが咲き誇り、夏真っ盛りの爽快な気分に浸れます。

ルセのひまわり畑

ルセのひまわり畑

ひまわりは皆、太陽の方を向いて花を咲かせるため、全部の花が一斉にこちらを向いてずらりと並ぶ様子は圧巻です。ブルガリア北部の町ルセ周辺で見つけたひまわり畑の素晴らしさに感動したのです。

ルセのひまわり畑

ルセのひまわり畑

特に規模が大きく広大なひまわり畑が一面に広がっているところでは、驚くほど素敵な記念写真が撮れました。

ルセのひまわり畑

ルセのひまわり畑

ちなみにブルガリアではひまわりは油を採ったりひまわりの種を食べたりする名産品でもあるのです。

ガイドさんとドライバーさんと

ガイドさんとドライバーさんと

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未知なる国々を6日間で探訪☆ルーマニア・ブルガリア・トルコ 3国周遊の旅☆イスタンブール2泊、ブカレスト2泊
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2つの絶景に大感動!!☆シギショアラとヴェリコ・タルノボ 2大古都周遊☆ルーマニア・ブルガリア4都市周遊ハイライト
ルーマニア・ブルガリア4都市周遊ハイライト☆中世の面影残るルーマニアの世界遺産シギショアラに滞在☆5000年の歴史を持つ古都ヴェリコ・タルノボにも滞在☆到着日送迎付。1等列車の旅も楽しい☆夏にはヒマワリ畑が素晴らしい☆ブカレストからヴェリコ・タルノボへは専用車で☆世界遺産のイヴァノヴォ岩窟教会観光も



【羽田夜発】絶景の世界遺産・中世の町シギショアラとバラの谷・古都ヴェリコ・タルノボ 列車の旅☆美しきルーマニア・ブルガリア2国周遊 9日間<朝食付き>
ブルガリアではバラの谷などを1日専用車でご案内☆美しき世界遺産 シギショアラ滞在☆ブルガリアの古都 ヴェリコ・タルノボに2連泊☆ルーマニア・ブルガリアの田舎を中心に周遊するコース☆美術館都市コプリフコシティツァ訪問

今なお息づく中世の祈りと芸術。ブルガリア北部の「イヴァノヴォの岩窟教会群」

イヴァノヴォ岩窟教会

イヴァノヴォ岩窟教会

イヴァノヴォ岩窟教会

イヴァノヴォ岩窟教会

世界遺産の神秘的な「イヴァノヴォの岩窟教会群」は北部の町ルセ近郊の岩山に広がる教会や礼拝堂、僧房の遺跡群です。

イヴァノヴォの岩窟教会群

イヴァノヴォの岩窟教会群

ジャングルのように深い緑が生い茂る大自然の中に、岩窟をくり貫いて造られた教会が点在しています。洞窟教会内には13~14世紀に描かれた鮮やかなフレスコ画が今もなお残され、中世ブルガリア文化を示す宗教遺構であり、フレスコ画が当時の信仰や美術の技術を今に伝えているのです。

イヴァノヴォの岩窟教会群

イヴァノヴォの岩窟教会群

社会主義時代にこの価値を理解できない人々が削ったりして見えなくなったフレスコ画もあって残念です。坂道を頑張って登っていくと、こうした岩窟群と緑の織り成す絶景を一望できる展望台にたどり着けるのです。

イヴァノヴォ岩窟教会

イヴァノヴォ岩窟教会

村全体が歴史美術館のようなコプリフシティツァ

コプリフシティツァ初のハウス・ミュージアムとして公開されているカブレシュコフの家

コプリフシティツァ初のハウス・ミュージアムとして公開されているカブレシュコフの家

ブルガリアには美しい村が多くありますが、一番のおすすめは「コプリフシティツァ」です。ソフィアから西へ車で約2時間、山を登って走ると標高1,060m地に、この村が現れます。この村は歴史建築保護区になっており、文化、歴史、美術、民族に関わる388の記念碑的建造物があります。19世紀に建てられた美しい屋敷は、ハウス・ミュージアムとなっており人気を博しています。

コプリフシティツァの聖母教会

コプリフシティツァの聖母教会

濃い緑の山々に囲まれたこの村は、馬車が走る光景や石畳の上で遊ぶ子供たちの姿など、どこを切り取っても絵になります。村の中心にある4月20日広場には、土産物屋やカフェ、レストランが立ち並び郷土料理も楽しめます。

文化遺産とされる家々の中で、選りすぐりの2軒を訪問しました。

まずは「オスレコフの家」。豪商でありブルガリア独立の英雄でもあったオスレコフの邸宅です。外観からして他の家とは一線を画した豪華さ。アーチのファサードの3本柱はレバノン杉で作られています。正面に描かれた絵画もアレキサンドリアやイスタンブールから取り寄せたという国際的なものです。内部は部屋数も多くて装飾も見事で見ごたえ十分。
低いソファに赤い敷物をかけて座り、床には大きな金属製のトレイにお茶を載せて飲んだりしたそうです。オスマントルコの影響を受けたインテリアが目立ちます。

オスレコフの家(コプリフシティツァ)

オスレコフの家(コプリフシティツァ)

オスレコフの家(コプリフシティツァ)

オスレコフの家(コプリフシティツァ)

もう一つの「カプレシュコフの家」は外観からトルコ風の建築です。2階建ての上の部分が出窓になっていて、曲線を描く装飾は優雅なものです。1845年当時最先端を行くインテリアデザイナーであったムラデノフによる設計で、天井の模様ひとつとってもこだわりを感じさせるものです。

素晴らしいフレスコ画を持つ小さな教会 ボヤナ教会

右から11世紀、13世紀、19世紀の順に増築されている。

右から11世紀、13世紀、19世紀の順に増築されている。

ブルガリアにはたくさんの教会があります。その中でも必見の教会がボヤナ教会です。ソフィア近郊のヴィトシャ山麓にあるこの教会は、11世紀に聖ニコライを祀る礼拝堂として建てられ、13世紀と19世紀に2度の増改築を行ったため、全部で3つの部分からできています。教会の入り口はとても小さく、「一度に8名まで入室ができ、見学時間は10分」となっています。

もっとも古い11世紀部分

もっとも古い11世紀部分

13世紀に改築を行った貴族のカロヤン夫妻の壁画は、当時としては珍しい写実的で表現豊かに描かれており、中世ブルガリア美術の最高傑作として知られています。ひっそり佇むその外見からは想像できませんが、内部には素晴らしい空間がひろがっています。教会の中は撮影禁止のため、是非その目で確かめに行ってみてはいかがでしょうか。

ボヤナ教会
住所 1-3 Boyansko Ezero St., 1616 Sofia Bulgaria
開館時間 夏季9:00~18:00、冬季9:00~17:30
電話番号 +359-2-959-0939
入場料 大人10Lv
アクセス 地下鉄「James Bourchier」下車後、64番か107番のバスを利用
公式サイト http://www.boyanachurch.org/indexen.htm

<番外編>ブルガリア料理のお薦めいろいろ、これは食べておきたい!

ミニ肉団子入りスープ

ミニ肉団子入りスープ

ブルガリア風コロッケ

ブルガリア風コロッケ

ブルガリアと言えばヨーグルト。この国のヨーグルトは濃厚で味わい深いもの。ブルガリアの料理の中でもヨーグルトを使った冷製スープ「タラトール」が人気。特に夏の暑い日はよく冷えた冷製ヨーグルトスープは爽やかでヘルシー。

ブルガリのディナータイムは必ずと言っていいほど様々なスーが最初に出されます。お薦めはミニ団子入りスープ「スパ・トプチェタ」など。

ブルガリア風サラダ「ショプスカ」はトマトやキュウリやチーズのシンプルな定番サラダ。メインはコロッケの「キョフテ」挽き肉を棒状に焼いた「ケバブチェ」ひき肉トマトなどのオーブン焼き「ムサカ」、マスのグリル焼きなど、どれもが日本人の口にも合いやすいものばかりです。
ブルガリアへ旅するならいろんな名物料理を楽しんでみてください。

ブルガリアのおすすめツアー


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知られざる・魅力あふれるヨーロッパ3国周遊の旅☆モルドバ・ルーマニア・ブルガリア☆各国間はフライト利用でラクラク移動 9日間
マイナーな国だけれど魅力はたっぷり☆モルドバ・ルーマニア・ブルガリア ヨーロッパ3国周遊の旅☆3国を周遊し、各国の対比がおもしろい☆ワイナリー巡りも楽しいモルドバで2連泊☆バルカンのプチ・パリ ルーマニア、ブカレストで2連泊☆ブルガリアの首都粗ファイアに2連泊☆各国間はフライト利用でラクラク移動☆ターキッシュエアラインズ 羽田発着便利用

チャールズ国王も愛した世界遺産の桃源郷ビスクリ村も訪問☆ルーマニア・専用車でラクラク周遊・ターキッシュエアラインズ利用ドラキュラの城・シギショアラ・ブカレスト
2日間貸切専用車でご案内 ラクラク周遊プラン☆ルーマニア周遊の旅☆世界のセレブたちを魅了するルーマニアで最も美しい村、桃源郷・トランシルヴァニアの世界遺産のビスクリ村に滞在☆世界遺産の古都 シギショアラ観光☆ドラキュラの城・ブラン城観光☆ルーマニアの首都ブカレストに計3泊☆しかもアレンジも可能です(別料金)
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まとめ

バラ・グッズ

バラ・グッズ


美しいバラの谷にヨーグルト。実は温泉の多いブルガリアではエステも盛んで女子旅にも大人気なのです。

山奥にひっそりとたたずむ、白黒、赤黒のボーダーが奇抜なデザインの美しいリラの僧院など、独特な雰囲気を持つ観光スポットが多く、魅力にあふれた国なのです。

ブルガリアが最も輝く6月のバラ祭りのシーズンに、是非訪れてみてください!

ルセのひまわり畑

ルセのひまわり畑

今回のトラベルアドバイザー
井原 三津子/205か国訪問

世界205の国と地域を旅した経験をもとに、新聞や雑誌に旅のエッセイを執筆してきた旅行ジャーナリストであり、トラベルアドバイザー。主な著書に「1歳からの子連れ辺境旅行」「1 度は泊まってみたい極楽ホテル」他、連載も多数。日本旅行作家協会会員。世界の高級ホテルやユニークなホテル、アフリカをはじめとする辺境にも詳しい。5ッ星の高品質の旅をカスタマイズできるスペシャリスト。趣味は食べ歩き。

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