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中国に行くなら!四川省に行くべき7つの理由

「変面」で知られる四川省の伝統芸能「川劇」

「変面」で知られる四川省の伝統芸能「川劇」

4000年の歴史があるといわれる中国。日本からのアクセスが良いので、休暇を使って気軽に旅行したい方も多いはず。でも「興味はあるけれど、どこへ旅行したらいいのかわからない」「中国の観光地と言えば、北京や上海が有名だけど本当にそこだけでいいの?」って思っている方いらっしゃいませんか?
この記事はそんな方にぜひ読んでいただきたい内容になっています。
100カ国以上の渡航歴のある私・橋本が、中国に旅行するなら四川省へ行くべき7つの理由を、解説したいと思います。

理由1:上海や北京で中国に行った気になるのは間違い

万里の長城からの景色

万里の長城からの景色

中国は世界で3番目に国土が広い国で56もの民族で構成されていると言われています。そんな中国において定番の旅行先と言えば、北京と上海です。
北京は政治の中心地らしい風格や威厳のある街並みが印象的な中国の首都です。観光地として有名なのは「万里の長城」や「故宮博物院」など。
対して上海は経済の中心地です。バンド(外灘)にはヨーロッパ風の建築と「上海タワー(上海中心大廈)」など超高層建築物が印象的な現代的な街並みです。「南京路」や「田子坊」などおしゃれなスポットが多いのが特徴的ですよね。

バンド(外灘)の夜景

バンド(外灘)の夜景

北京や上海も魅力的な都市ですが、前述したように広大な国土をもつ中国です。1つの省だけでも他の国以上の面積・人口・多数の民族を抱えていることが少なくありません。
特に中国の北京や上海は、多くの中国人にとっても特殊な都市です。本当の中国の姿は内陸にあると言っても過言ではないのです。

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理由2:直行便が運行しておりアクセスが楽だから

安心感のあるのは日系の航空会社

安心感のあるのは日系の航空会社

日本から最も直行便が多い国は中国で間違いないでしょう。
上海や北京をはじめとして大連、深セン、青島、瀋陽、広州など中国各地へ運行しています。いかに日本と中国、双方にとって重要な国であるかがわかりますよね。

ラサの空港

ラサの空港

全日空は2011年から四川省の省都である成都への直行便を運行を開始しました。
2016年には中国から日本への海外旅行需要の増加を受けて、地元四川省の航空会社・四川航空も日本への直行便を運行し始めました。
それにより安価な四川航空で成都で行くか、それとも日本基準のサービスが期待できる全日空で旅行するかが選択できるようになりました。成都は中国の内陸部の都市としては最も交通の便が良い大都市と言ってもいいでしょう。
*2023年4月現在、コロナの影響により今のところ、両航空会社とも成都線は運休となっています。

理由3:三国志の舞台だから

武侯祠 諸葛亮の像

武侯祠 諸葛亮の像

中国の歴史と言えば、何はなくとも『三国志』でしょう。西暦180年頃、後漢時代末期から約100年間の群雄割拠していた時代を記した史実に基づいた物語です。
日本の「三国志ブーム」の礎となったのは吉川英治著の『三国志』。吉川英治は単なる悪役扱いだった曹操を人間味あふれる人物として描くなど日本人好みの作風に合わせたのが大きなきっかけかも知れません。
後年にも、漫画やゲームの題材として幅広い世代に受け入れられることになりました。

張飛、劉備、関羽 3体の像

張飛、劉備、関羽 3体の像

物語の主人公である劉備玄徳が興した蜀は、現在の四川省・湖北省一帯および雲南省の一部に跨った国です。四川省の省都である成都はかつての蜀の都でした。そのため、成都には数多くの三国志にまつわる史跡が残っています。
中でも三国志の聖地と言われているのは成都市内にある「武候祠」です。武侯祠は後期の蜀を支えた軍師・諸葛亮の霊廟です。元々は諸葛亮のみを祀る場所でしたが、後年、蜀の君主である劉備や関羽・張飛などの武将を祀られることとなり、廟内には人気の武将の塑像が並んでいます。

理由4:パンダのふるさとだから

がっつり抱っこはもうできないかも?

がっつり抱っこはもうできないかも?

パンダと言えば、数いる動物の中でも人気のある動物ですよね。
2017年上野動物園にジャイアントパンダの赤ちゃんであるシャンシャンが生まれて、上野動物園に訪れた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も上野公園に訪れて見たものの、混んでいてよく見えなかったり、日中は寝ていたりで、なかなか活発な姿を見た記憶はありません。

愛らしい赤ちゃんパンダ

愛らしい赤ちゃんパンダ

そんなパンダですから間近に、しかも活発に動く姿を見たい方も多いはず。
パンダのふるさとである四川省にはパンダを保護する施設が複数存在します。中にはパンダを間近に見るどころか、パンダのお世話ができる1日飼育員体験もできる施設もあり、観光客に大人気です。
パンダが健康体であるなど特別な条件が揃えばですが、写真のようにパンダを抱っこできる体験もできるかもしれません。

理由5:痺れる美味しさ四川料理があるから!

四川料理の代表格といえば麻婆豆腐

四川料理の代表格といえば麻婆豆腐

一口に中華料理といってもそのバリエーションは多岐に及びます。そのため、日本では一般的な中華料理は中国であればどこでも食べられる訳ではありません。
中華料理は大雑把に分けても山東料理、江蘇料理、広東料理、四川料理の4つ。少なくとも本場中国では「八大菜系」と、なんと8つにも分類されているのです。

熱々の火鍋も美味しい

熱々の火鍋も美味しい

そんな中華料理で日本人が最も馴染みがあるのが四川料理です。
四川料理の中で日本でも人気のメニューと言えば、バンバンジー・エビチリ・担々麺・麻婆豆腐・ホイコーロー・チンジャオロースなど。おっと火鍋も忘れてはいけません。
どうです?日本人が好きな中華料理だらけでしょう。
成都に滞在したら、ガイドさんやホテルのスタッフにオススメの店を聞いてみてください。皆さん自分なりの行きつけのお店は持っているはず。さすがは中国随一の食の都です。

理由6:世界遺産の観光資源が豊富だから

巨大すぎる!楽山大仏

巨大すぎる!楽山大仏

成都周辺には日帰り観光ができる観光資源が豊富です。ここでは成都近辺の世界遺産4つご紹介します。

◎楽山大仏・・・奈良県の東大寺の大仏の5倍にも及ぶ、近代以前に造られたものでは世界最大・最長の仏像と言われています。あまりに巨大ですので、全体像を望むには対岸の川から遊覧船に乗るがおすすめです。

◎峨眉山・・・中国四大仏教聖地であり、中国三大霊山の1つでもあるのが最高峰3,099mの頂を抱える峨眉山です。4つの峰が並ぶ様子が少女の眉のような形をしていることからこの名がつきました。展望台の金頂(3,079m)まではバスとロープウェイを乗り継いで行くこともできますので、体力に自信がなくとも安心です。ちなみに金頂にはホテルがありますのでご来光を拝みたい方は宿泊されてみては?

峨眉山の最高峰(3,099m) 万仏頂

峨眉山の最高峰(3,099m) 万仏頂

◎都江堰・・・紀元前3世紀に造られた大規模な灌漑施設です。都江堰のおかげで成都の人々は水不足に悩むことがなくなり、「天府之国」(作物がよくできる肥えた土地のこと)と謳われる大穀倉地帯となったと言われています。

◎青城山・・・中国三大宗教の1つである「道教」の発祥の地とされています。あたりは濃緑に覆われ、常緑樹が多くそれらが城郭のように見えることから青城山と名付けられました。1900年前に道教の開祖・張道陵はこの地で不老長寿の秘法を得たということで、中国のパワースポットとしても知られています(ちなみに張道陵は123歳まで生きたのだとか・・・)。

理由7:九寨溝やチベットへの観光の拠点だから

九寨溝の中の五花海 width=

九寨溝の中の五花海

日帰りだけでなく、成都から国内線の飛行機を使って2、3泊の小旅行もおすすめです。ここでは成都から飛行機で行ける人気のスポット2つを紹介します。
それが九寨溝とチベットです。

◎九寨溝・・・四川省のみならず中国を代表する景勝地。岷山山脈より流れ込む美しい雪解け水に多量に含んだ石灰質が沼底に沈殿し、エメラルドグリーンに輝く信じがたいほど美しい湖。日の光、湖の深さや水中に横たわる倒木や苔によって様々な色彩が水面に現れる様子はまさに絶景です。成都からは車を使っても行くことは可能ですが、山道を長時間移動することになるので、国内線のフライトをお勧めします。

チベットのシンボル ポタラ宮

チベットのシンボル ポタラ宮

◎チベット・・・中国の南西部に位置するチベット自治区。チベットの平均標高はなんと約4,000m。ネパールとの国境にはヒマラヤ山脈がそびえ、チョモランマ(エベレスト)に抱かれた雄大な自然を望ことができ、まさに「天空の世界」そのものです。チベットの中心都市のラサはチベット宗教の聖地。ラサのシンボルであるポタラ宮は必見です!
チベットに行くには事前に中国でチベット入境許可書を受け取る必要があるので必ず中国の都市で経由が必要となります。成都からはラサ行きの飛行機が多数運行しているのでチベット旅行の経由地として成都に宿泊するのは効率的にも大変お勧めです。

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まとめ

いかがでしたか?
四川省に行く7つの理由について解説しました。
歴史・アクセス・食事・動物・世界遺産・絶景・秘境など、日本人が好きな中国の要素がぎゅっと詰まっているのが四川省なのです。
まだ訪れていない人が訪れるきっかけになれば嬉しいです。

今回のトラベルアドバイザー
橋本 康弘/112か国訪問

これまで旅した国は100カ国以上のトラベルプランナー。特に好きな国はイタリア、スイスやカザフスタンなどの中央アジア。ゲストハウスから5ツ星ホテルまで何でも体験するのがモットー。2020年はアメリカのコロラド州からモンタナ州までレンタカーでドライブする旅行を計画していたがコロナの影響で断念。

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