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悠久の歴史 心で感じるシルクロード【中国】 特選10か所①

東洋のグランドキャニオン・七彩山

東洋のグランドキャニオン・七彩山

広大な砂漠を行くキャラバン隊、月夜に照らされたラクダの商人…。シルクロードの風景はいつでも私たちの旅情をかきたてます。千数百年もの間、古代の交易の中心であったシルクロードにより物資のみならず、民族・経済・文化の交流が生まれ、現在の世界が作り上げられました。中でも新疆ウイグル自治区内を走る3本のルート(天山北路・天山南路・西域南道)と甘粛省の河西回廊には東西交流史の遺跡が多く残っています。特に莫高窟など数多くの仏教石窟寺院が残る甘粛省は仏教伝播の歴史を知る上で非常に興味深い場所だと言えるでしょう。

莫高窟(ばっこうくつ)

1000年に渡る中国仏教美術の宝庫 莫高窟

1000年に渡る中国仏教美術の宝庫 莫高窟

敦煌(とんこう)市から東南25kmに位置する莫高窟は鳴沙山の断崖に開削された大規模な石窟寺院です。南北1.6キロメートルに渡って掘られた石窟の数は735窟。その総面積は何と45,000平米にものぼるという、まさに「仏教美術の宝庫」と呼ぶにふさわしい文化遺産です。この莫高窟の建造が始まったのは4世紀半ば。諸国を旅していた仏教僧・楽僔が鳴沙山の麓に訪れた際に、光のなかに千仏が現れるという神秘的な体験から霊験あらたかなこの場所に石窟を造ったのがきっかけ。

多くの石窟群 どの石窟を観光するかは基本的にガイドのセレクトによる。

多くの石窟群 どの石窟を観光するかは基本的にガイドのセレクトによる。

以来1000年に渡って北涼・北魏・隋・唐・五代・元の時代へと掘り続けられました。それ故、窟の構造、彫刻の様式、壁画の題材など造られた時代それぞれの特色が見られ、中国の仏教美術史を一度に学べてしまえるほど、と言われています。なお追加料金で見学できる特別窟は完全予約制のため、見学したい場合は事前にリクエストされることをおすすめします。

鳴沙山(めいさざん)

シルクロードのロマン感じる鳴沙山

シルクロードのロマン感じる鳴沙山

敦煌市から南へ5キロに位置する東西約40キロ、南北50キロに渡る砂漠。この広大な鳴沙山と砂漠のそばの三日月型のオアシス・月牙泉(げつがせん)は我々日本人が思い描くシルクロードの原風景そのものといっても過言ではないでしょう。照りつける太陽の真下、ラクダに乗った隊商が乾いたのどを潤すためオアシスを求めて砂漠をひたむきに進んでいく・・・。訪れる人誰しもが悠久の歴史に思いを馳せる、そんな旅情あふれる光景です。

もちろんラクダに乗ることもできます。

もちろんラクダに乗ることもできます。

鳴沙山の観光は景観を楽しむだけではありません。砂漠の入り口から月牙泉までのキャメルライドは観光客に人気の定番のアクティビティです。ゆっくりラクダに揺られていると、かつてのキャラバン隊が旅したような気分に浸ることができます。また鳴沙山の砂丘は非常に巨大なため、サンドスキーやサンドバイク、さらにはソリ遊びの場所としても人気のスポットとなっています。

カラクリ湖

カラクリ湖とパオ

カラクリ湖とパオ

中国西端の街・カシュガルから南西へ約200キロ、標高3600mもの高所に位置するカラクリ湖はその美しい瑠璃色の湖面で知られています。湖の周りにはコングール峰(7,719m)とムスターグ・アタ峰(7,546m)といった7000m級の山々が連なり、パミール高原の雄大な景色を満喫できます。雪景色の峰々が鏡のように湖面に映り込んだ様子はまさに絶景です。

湖近くにはカザフ族やキルギス族が住み、ツアーによっては家庭訪問も。

湖近くにはカザフ族やキルギス族が住み、ツアーによっては家庭訪問も。

カラクリ湖近くにはカザフ族やキルギス族が住んでおり、彼らの営むパオ(テント)型レストランにて食事を楽しむこともできます。一般的なツアーであれば、キルギス族の民家訪問が含まれており、ローカルな人々の生活を垣間見ることもできます。時間に余裕があればカラクリ湖の湖畔でパオを借り切って1泊するのもよいでしょう。カラクリ湖は周囲に明かりがなく、空気が澄んでいることから星空観賞には最高の場所です。

クチャ

新疆ウイグル自治区で最大の石窟 キジル千仏洞

新疆ウイグル自治区で最大の石窟 キジル千仏洞

天山山脈の南麓に位置する街・クチャはシルクロード・天山回廊ルートの要所であり、かつて亀茲国(きじこく)が栄えた場所と言われています。亀茲国は前漢時代に生まれたオアシス都市国家で10世紀頃まで繁栄しました。クチャにはそんな亀茲国時代の面影を残す重要な仏教遺跡がいくつもあります。中でも代表的なのが「キジル千仏洞」と「スバシ故城」です。

亀茲国の面影残る スバシ故城

亀茲国の面影残る スバシ故城

「キジル千仏洞」は3世紀から8世紀の間に造られた新疆ウイグル自治区で最大の石窟で、仏教がインドから中国へ伝わっていくことを示す重要な遺跡です。石窟は全部で237窟あり、造られた時代によって石窟の構造や壁画の様式が異なっています。莫高窟同様に特別窟の見学を希望される場合は事前予約が必須。「スバシ故城」は亀茲国最大の仏教寺院の跡です。寺院はクチャ河を挟んで東寺区と西寺区に分かれており、唐時代には5000人もの僧侶を抱えていたそうです。

張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)

中国国内の話題スポット 張掖丹霞地貌・七彩山

中国国内の話題スポット 張掖丹霞地貌・七彩山

「東方見聞録」を記したマルコポーロが過ごしたとされるシルクロード河西回廊の町・張掖(ちょうえき)。張掖から西に約40km、ここに丹霞地貌(たんかちぼう)と呼ばれる珍しい景観を見ることができます。丹霞地貌は東西45km・南北10kmにもわたる広大な断層で、赤みがかった地層が幾重にも重なった様子は、まるで虹が地上に架かったようにカラフルです。特に夕暮れ時、沈みゆく夕陽に照らされ刻々と表情を変えていく様子は圧巻です。

東西45km・南北10kmにもわたる広大な張掖丹霞地貌

東西45km・南北10kmにもわたる広大な張掖丹霞地貌

地層は主に1億年前の白亜紀のもので、長い年月をかけて浸食され現在のような縞模様がみられるようになりました。その鮮やかな色合いから張掖丹霞地貌は「七彩山」とも呼ばれています。実はこの地形が発見されたのは2002年。そのため中国でも知る人ぞ知るスポットだったのですが映画のロケ地でも使用され、日本でも徐々に知られるようになりました。

 

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