目次
- 1 サウジアラビアってどんな国?
- 2 サウジアラビアの治安は?
- 3 サウジアラビアの物価ってどんな感じ?
- 4 サウジアラビアの出入国について
- 5 サウジアラビアの言葉は?英語は通じるの?
- 6 サウジアラビアの見どころ① 首都リヤド
- 7 サウジアラビアの見どころ② 湾岸都市ジェッダ
- 8 サウジアラビアの見どころ③ ロマン溢れる古代都市 アルウラ
- 9 サウジアラビアの見どころ④ サウジ2大聖地の1つ メディナ
- 10 サウジアラビアの見どころ⑤ 王族の避暑地として栄えたタイフ
- 11 リヤドからダンマンへ・SAR高速鉄道の旅
- 12 バーレーン国境の街・ダンマンを歩く・わずか1日の街散策記
- 13 ダンマンからマナーマへ~キング・ファハド・コーズウェイを越える陸路の旅
- 14 まとめ
マダイン・サーレハ<アルウラ>
イスラム発祥の地としての重厚な歴史を持ちながら、近年の急速な改革により、世界から注目される新しい旅先へと生まれ変わりつつあるサウジアラビア。未来都市のような高層ビル群が広がる首都リヤド、紅海に面した歴史ある旧市街とビーチリゾートが融合する港町ジェッダ、そしてナバテア人が残した壮大な遺跡が広がるアルウラなど、サウジアラビアならではの景観が数多くあります。
厳格だった入国体制も緩和され、観光ビザが解禁されたことで訪れやすさは格段に向上。未知のアラビアに出会いたい人にこそふさわしい、新時代の旅先です。
その奥深い魅力を、世界130か国を訪れた経験を持つ旅のプロフェッショナル・橋本康弘と、世界50ヶ国を旅した澤西弘幸が、わかりやすくご紹介します。
サウジアラビアってどんな国?

アルウラでお世話になったドライバー
アラビア半島に位置するサウジアラビア。その国名は建国の父であるアブドゥルアズィーズ・アール・サウード王の名前が由来となっています。1932年に成立した比較的若い国で、厳格なイスラム教に基づいた統一国家です。かつてはサウジアラビア国内の自由な旅行は禁止されていましたが、社会改革が進み2019年には個人旅行が解禁され、世界中から多くの観光客が訪れるようになりました。

砂漠、というイメージがあるサウジですが野菜や果物も美味です
サウジアラビアは日本の約6倍に相当する国土を持ち、その約80%が砂漠地帯です。そのためキャンプや自然を満喫できるアクティビティが盛ん。そして何よりもイスラム教の聖地メッカやメディナがあり、宗教的な観点だけでなく歴史的にも見応えのある建築物や遺跡など、数多くの観光スポットがある国です。観光業が盛んになってきている今、訪れるべき国の1つなのです。
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サウジアラビアの治安は?

アルタイバッド博物館
サウジアラビアの治安は世界でも非常に良いことで知られています。世界各都市の物価・交通・犯罪率などをデータベース化したサイト「NUMBEO」の2023年の犯罪指数ではモナコに次いで世界で14番目に治安の良い国としてランクインしています。この順位は日本(8位)よりは低いですが、韓国が17位と考えるとその安全性が分かりますよね。
例えばサウジアラビアでは、女性であっても1人で夜に街で出歩く姿は珍しくはありません。サウジの人々は、日中の気温が高いため夜涼しくなってから出歩くことが習慣となっているためです。

キングダムセンタータワー内のキングダムモール
とはいえ、犯罪が全くないわけではありません。モールやショッピングセンター等において外国人女性が身体を触られる等のケースも発生しています。現地事情を考慮した上で、なるべく目立たない格好をすることが望ましいでしょう。そのほかにも公共の場での服装や振る舞いに注意が必要です。サウジアラビアでは比較的、宗教的な規則に厳しい面があり旅行者であっても重い罰則が設けられています。
サウジアラビアの物価ってどんな感じ?

サウジアラビアのお土産の定番 デーツ農園のデーツ
サウジアラビアの物価は日本と同程度。モノによっては日本と比べて高いことや安いこともあります。例えば、サウジアラビアでは一部加工品や農作物は輸入に頼っているため、そういった製品は日本よりも高くなることがあります。またイスラム国家であるサウジアラビアではアルコールが入手困難であるため、ノンアルコールビールなどの代替品は日本で購入するよりも高価になる傾向があります。

サウジにはスーパーマーケットはたくさん
一方、サウジアラビアで生産しているキュウリやトマトなどの農作物やグレープフルーツやバナナなどの果物類、そしてサウジアラビア滞在中に欠かせないミネラルウォーターやソフトドリンクは日本よりも安い傾向があります。例えば500mlのミネラルウォーターは1本50円程度、350mlのコーラは約90円で販売されています。
またタクシーの代金も日本と比べて安く、厳密には都市によって異なりますが、初乗り料金が約2.5リヤル〜5リヤル(約70円〜140円)で設定されています。
サウジアラビアの出入国について

アルウラ空港 サウディアの機体
サウジアラビアの入国審査は事前にEビザを取得していれば、特段難しいことはありません。難しい質問もほとんどなく通過できます。初めに顔写真の撮影と両手10本の指の指紋採取がありますが、サウジアラビアに入国する旅行者の全てがその対象となっています。
日本から持ち込む荷物については、イスラム教の戒律に従いアルコール類・豚肉類・信仰の対象となる偶像や水着写真含む雑誌などの持ち込みはできませんので注意しましょう。

リヤド国際空港
サウジアラビアのビザについては、大使館でなくオンラインで取得でき、シングルビザの場合、発行から3ヶ月間有効となります。また2023年現在、サウジアラビアビザには医療保険の代金が含まれていますが、これはサウジアラビア国内においてのみ有効な保険です。往復の飛行機移動中も対象となり、日本帰国後の手続きもできる海外旅行保険の加入を強く推奨します。
サウジアラビアの言葉は?英語は通じるの?

メッカの入り口の標識
サウジアラビアの公用語はアラビア語ですが、ホテルや海外旅行客向けのレストランでは英語も幅広く通じます。ただし一般の人々やタクシー運転手の中には英語を理解しない人もいますので、多少のアラビア語が理解できると現地での滞在がよりスムーズになることでしょう。

フレンドリーな方が多いが英語はそこまで通じません。
覚えておくと便利なアラビア語のフレーズ
こんにちは・・・・アッサラームアライクム(フォーマル)/マルハバン(カジュアル)
ありがとう・・・・シュクラン
さようなら・・・・ワダアン
トイレはどこですか?・・・・アイナルハマーム?
これはいくらですか?・・・・カム サアル ハッザ?
はい/いいえ・・・・ナアム/ラ
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サウジアラビアの見どころ① 首都リヤド

リヤドの新興ビジネスエリア KAFD
サウジアラビアの首都・リヤドには数多くの見どころがあります。古くからの伝統や文化を感じるにはマスマク城とアル・ムラブバ宮殿に訪れるのが良いでしょう。マスマク城は、15世紀に建てられた城跡で、サウジアラビアの建国の足掛かりとなった戦いの場所です。現在は博物館として一般公開されています。アル・ムラブバ宮殿は、サウジアラビアの初代の王・アブドゥルアズィーズ王によって建てられた宮殿。宮殿はサウジアラビアの伝統的な建築なナジーン様式で建てられており、その外観や手入れの行き届いた庭園だけでも一見の価値があります。

リヤドの象徴的なキングダムセンタータワー
歴史的なランドマークがある一方で、サウジアラビアの経済的な盛り上がりを実感できるスポットも数多く存在します。その台風の目となっているのがキング アブドラ ファイナンシャル ディストリクト (KAFD) 。リヤドの近代化を象徴するような高層ビルが立ち並ぶ国際的な金融街で、2023年現在リヤドで最も高い高層ビルのPIFタワー(385m)があることで知られています。また建築家ザハ・ハディドが設計したユニークな外観の駅舎のKAFDモノレールも開通予定です。
そしてサウジアラビアの近代化を象徴する建物といえば高さ302mのリヤドを象徴する99階建ての超高層ビル、キングダムセンタータワー。ビルの先端は「SKY BRIDGE」と呼ばれる展望台となっており、リヤド観光に外せないスポットとなっています。
サウジアラビアの見どころ② 湾岸都市ジェッダ

ファハド王の噴水はローカルの夕陽スポット
サウジアラビアの西海岸に位置する古代から続く商業の中心地、そして聖地メッカへ続くゲートシティとして栄えてきたジェッダは、美しい海岸線、現代的な高層ビル、歴史的な建物や博物館など、多様な魅力を持つ都市として知られています。
ジェッダで最も魅力的な観光スポットの1つは、世界遺産に登録されている歴史的な旧市街地。石造りの建物や迷路のような小道が織りなす、素晴らしい景観が広がり、異国情緒を存分に楽しめます。旧市街にはジェッダ特有の建築様式が美しいアル・シャフィー・モスクや昔話に登場しそうな歴史あるスーク・アル・ナダなどローカルな文化や歴史を体験するは外せないスポットなのです。

アルバラド(ジェッタ旧市街)
また、水上に浮かぶフローティングモスクや、巨大な噴水で知られるキング・ファハド噴水もジェッダを象徴する観光地です。
ジェッダは、豊かな文化や歴史、美しい自然と現代的な都市の魅力を兼ね備えたサウジアラビアの都市の中でも、特に訪れるべき都市と言えるでしょう。
サウジアラビアの見どころ③ ロマン溢れる古代都市 アルウラ

マダインサーレ Jabal al Ahmar ジャバル・アル・アフマル
アルウラはサウジアラビアの北西部に位置するオアシス都市で、自然の美しさや文化的な魅力が満載の観光地です。
数ある必見スポットの中でも特に訪れてほしいのはマダイン・サーレハです。
紀元前1世紀から紀元後6世紀にかけて栄えたナバテア人の遺跡群で、石灰岩の断崖絶壁に精巧な彫刻が施されたトンネルや壁面墓などが残されており、まるで不思議な世界に迷い込んだような気分になります。

マダイン・サーレハ
マダイン・サーレハの中でも最も美しいとされているのがカスル・アル・ファリド(Qsar al Farid)。高さ 16 mにもなる巨大な墳墓で、アラビア語で「孤独の城」を意味する通り、周囲からポツンと独立した形で佇む姿が印象的です。その大きさから、有力者の墳墓とみなされています。
マダイン・サーレハのほかにもエレファント・ロックやアルウラ旧市街などの魅力的な観光地に溢れています。是非、アルウラに滞在してオアシスの美しさや、古代文明の謎に迫る旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
サウジアラビアの見どころ④ サウジ2大聖地の1つ メディナ

預言者のモスク Al Masjid al Nabawi
イスラム教徒にとっての2大聖地に数えられるメディナ。メッカと並ぶ聖地の1つです。その理由は「預言者のモスク」として知られるイスラム教の創設者であるムハンマドの墓が安置されているマスジッドアルナバウィ・モスクがあるためです。モスク自体も壮大なスケールで、緑色のドームと10本の巨大なミナレットが印象的です。内部にも美しい装飾が見られるそうですが、残念ながらムスリム教徒以外は立ち入ることができません。それでも世界中から多くのイスラム教徒が祈りを捧げにやってくる光景は荘厳な雰囲気と相まって見応えがあります。

預言者のモスク
「預言者のモスク」のほかにも歴史あるメディナの街には訪れるべきスポットが多くあります。
例えばクバー・モスクは、ムハンマドがメディナに移り住んだ時代に建造されたイスラム教の中でも、最古のモスクの1つです。「預言者のモスク」に次いで礼拝者が多いモスクとなっています。
続いてアル・マディーナ美術館(ヒジャーズ鉄道博物館)ではオスマン帝国時代に建設されたヒジャーズ鉄道の歴史や建設に関わる展示を見ることができます。ヒジャーズ鉄道はメディナとメッカを結ぶ重要な交通手段で、19世紀の当時の技術水準からすると、高度な技術と多大な労力を用いて建設されました。
このようにメディナは歴史的、文化的にも非常に重要な拠点となっています。
サウジアラビアの見どころ⑤ 王族の避暑地として栄えたタイフ

スーク・アルバラド(タイフ旧市街)
タイフはサウジアラビアのアスィール地方にある、ジェッダからは車で2時間、聖地メッカからも車で1時間程度にある、標高1,600mに位置する都市です。夏の気候が40度を超えることが珍しくないサウジアラビアでも、夏の最高気温が 20 ℃ ~ 25 ℃と涼しく過ごしやすく、サウジアラビア国内で大変人気のある避暑地なんです。夏の間、王族や政府関係者もこのタイフに滞在し、政治活動や政治機能の一部が行われていることから「夏の首都」とも呼ばれています。
またその気候から野菜や果物、植物の栽培が盛んで、中でもブドウやハチミツ、それからバラの産地としても有名です。

バラ農園の工場見学 Rose farm
タイフの見どころはいくつもありますが、中でも必見のスポットはタイフの旧市街(アルバラド)です。ハチミツや新鮮な果物などの特産品を見て回るのも楽しいのですが、イスラム教徒の身の回りの品を職人が手作りしている様子を工房で見学できるのもタイフの魅力です。
旧市街など歴史的なスポットだけでなく、雄大な渓谷の景色を手軽に楽しんで見ませんか?それにはアルハダ山脈の最高峰2,177mから続くケーブルカーに乗ってみるのが最適です。中東最長と言われる4.2kmのケーブルカーからは、渓谷のパノラマが一望でき、サウジアラビアの風景美が堪能できます。
なおジェッダからタイフに行かれる際、非ムスリムが近づくこともできないメッカの街並みが車窓から見えることもありますので、ぜひお見逃しなく!
リヤドからダンマンへ・SAR高速鉄道の旅

リヤドの鉄道駅(SAR)・乗車する列車<リヤド>
今回は、リヤドからダンマンまで、SAR(Saudi Arabia Railways)の高速鉄道を利用しました。約449kmの道のりは、車であれば5時間以上かかりますが、列車ではリヤド12:16発・ダンマン16:26着の4時間10分。ダンマンの到着駅は街の中心部にほど近いので、飛行機で移動するよりもはるかに便利で効率的です。

リヤドの鉄道駅(SAR)の中の様子<リヤド>
リヤド駅は清潔で広々としていましたが、設備は意外とシンプルでした。売店には水やジュース、サンドイッチ、チョコレート、ポテトチップスなどが揃っていましたが、その他にはジュースやドーナツを扱う小さな販売スタンドがある程度で、出発までの時間はベンチシートでゆっくり過ごしました。時間が近づくと乗客は整然と列に並び、チケットとパスポートの厳重なチェックを受けて入場しました。サウジらしいしっかりとしたセキュリティだと感じました。プラットフォームに出ると視界が一気に開け、銀色の車体に水色のラインが入った近代的な列車が待っており、乗車前から旅気分が高まりました。

リヤドからダンマンへ・列車の中の様子<リヤド>
ビジネスクラス席だったため、座席は2席+1席のゆったりした配置で、座席間隔も広めでした。車内にはビジネスマンをはじめ、アバヤを身に着けた女性たちや学生の姿も見られました。冷房はかなり強く、しばらくすると上着がないとこたえるほど寒く感じました。昼の時間帯でしたので軽食が提供され、続いてサウジ式の薄いアラビックコーヒーとデーツのお菓子も配られ、現地らしい味わいを楽しむことができました。

リヤドからダンマンへ・列車の窓からの景色<リヤド>
車窓から見える景色はほとんどなく、時折砂漠の風景が広がる程度で、観光列車というより完全に移動のための高速鉄道という印象でした。途中2回の停車駅があり、各駅で数名の乗り降りがありました。
4時間10分の移動を経て無事にダンマンの駅に到着しました。旅情を味わう列車ではありませんでしたが、サウジの広大な国土を横断し、首都と東部を効率良く結ぶ便利な移動手段であることを実感する旅になりました。
バーレーン国境の街・ダンマンを歩く・わずか1日の街散策記

街の様子・東海岸エリアの風景<ダンマン>
ダンマンの鉄道駅から、滞在先のシェラトン・ダンマン・ホテルまでは車でおよそ15分程度と近く、リヤドからのビジネスマンや旅行客にとって、高速鉄道は非常に便利な移動手段だと改めて感じました。今回のダンマン滞在は1泊のみで、翌日の午後にはバーレーンへ向かう予定でした。そこで、出発までのわずかな時間を利用して街の散策をしました。まずは海岸方面へ向かい、海岸通りを歩きながらホテルへ戻る計画でした。

街の様子・商業地域は道路が整備されている<ダンマン>
このエリアは、ダンマン・コーニッシュ(Dammam Corniche)と呼ばれています。海沿いに邸宅が並ぶ静かな住宅エリアで、市が進める再開発の中心でもあります。3車線ほどある広い道路を横断したくても、都合よく信号機が設置されているわけではなく、車の流れを見て一気に渡り、中央の中州のような場所でいったん待機し、再び同じ動作を繰り返してようやく向こう側に渡る、そんな場面が何度もありました。海岸通り自体はきれいに整備されていましたが、ビーチ内の小道には自然の植物が入り込み、未整備の部分がまだ多く残っています。ただ、この周辺では道路工事や遊歩道整備が進んでおり、今後ますます魅力ある海辺のエリアへ変わっていく期待を感じました。

高級住宅街・豪邸が目立つ<ダンマン>
海沿いのエリアには別荘のような邸宅が多く並び、道路工事も目立っていました。おそらく、この海岸沿いの地域から市中心部に向けて、さまざまな開発が進んでいるのだと感じました。ダンマンは隣国バーレーンに非常に近く、このエリアに邸宅を構える人たちは、夜になるとお酒の自由度が高いバーレーンへ気軽に足を運んでいるのかもしれません。地理的な近さを実感しながら、国境の街ならではの雰囲気を感じる散策になりました。わずかな時間の滞在でしたが、海岸線の風景や街の表情から、ダンマンが今まさに変わりつつある都市であることを肌で感じました。静けさの中に未来への伸びしろが見える、この街ならではの魅力を垣間見る散策となりました。
ダンマンからマナーマへ~キング・ファハド・コーズウェイを越える陸路の旅

街の様子・東海岸エリアの風景
ホテルを出発して南へ進み、車はほどなくアル・コバール(Al Khobar)の市街地を通過します。このエリアは湾岸地域らしく道路事情もよく、交通の流れは比較的スムーズです。しばらく走ると視界が大きく開け、海へ向かってまっすぐ延びる道路が現れます。ここから先が、サウジアラビアとバーレーンを結ぶキング・ファハド・コーズウェイ(King Fahd Causeway)です。キング・ファハド・コーズウェイは、サウジアラビア側アル・コバール南部のアジジーヤ(Aziziyah)地区と、バーレーン側のアル・ジャスラ(Al Jasra)を結ぶ全長約25キロメートルの海上道路で、1986年に開通しました。堤防と橋を組み合わせた構造になっており、湾岸地域を代表する重要なインフラの一つです。

街の様子・東海岸エリアの風景
コーズウェイを進むと、中間地点にある人工島で国境手続きを行います。ここは一般にパスポート・アイランドと呼ばれ、西側がサウジアラビア、東側がバーレーンの管轄となっています。まずはサウジアラビア側の出国審査です。ここでは車を降りることはなく、ドライバーにパスポートを手渡し、車内で待機します。係官は車の窓越しにこちらを確認し、パスポートを見ながら名前を呼びます。その瞬間は、車内にいながらもやはり緊張します。呼ばれた名前に対して、思わず空元気気味に笑顔で「イエス!」と応じると、手続きは淡々と進み、無事にサウジアラビアを出国することができました。

グランドモスク<バーレーン>
続いてバーレーン側の入国審査に進みます。サウジ側の出国エリアを抜けてからバーレーン側の入国エリアまでは、少し距離のある道路が続いており、感覚としては高速道路の料金所を通過していくようなイメージです。こちらも同様に車に乗ったまま、ドライバーを通じてパスポートと事前に取得していたバーレーンのビザを提出します。特に質問されることもなく、手続きは非常にスムーズで、拍子抜けするほどあっさりと入国が完了しました。

バーレーンベイ<バーレーン>
すべての国境手続きを終えると、車は再び走り出し、バーレーン本島を経て首都マナーマへ向かいます。コーズウェイを渡ってすぐに市街地に入るわけではなく、マナーマまではもうしばらく走行が続きます。ダンマンからマナーマまでの道路距離は約70キロメートルで、国境での待ち時間を除けば所要時間はおおよそ1時間前後です。走るにつれて景色は次第に都市的になり、道路標識や建物の雰囲気から「バーレーンに入った」という実感が湧いてきます。距離自体は短いものの、海上を横断し人工島で出国・入国を経るこのルートには、距離以上の移動感があり、キング・ファハド・コーズウェイは国境を越える旅を強く印象づける存在だと感じました。

まとめ
以上、いかがでしたか?
今回はサウジアラビアの基本情報とサウジアラビアの必見スポットについて紹介しました。
私自身はじめてサウジアラビアを訪れて、それまでは隠されたミステリアスな秘境という印象でしたが、思った以上に洗練されており、旅行のしやすさに驚きました。
サウジアラビアへの海外旅行の際は、ぜひファイブスタークラブまでお問い合わせください!
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